小学校のクラス内で一定数以上の子どもが、新型コロナウイルスやインフルエンザなどにかかると学級閉鎖になります。
さらに、学校内で感染が広がると学級閉鎖や学年閉鎖、最終的には学校閉鎖になることもあります。
学級閉鎖期間中は基本的に不要な外出を自粛し、自宅学習になりますが、習い事や外出に行ってもいいのでしょうか。
この記事では、学級閉鎖の基準や規定、学級閉鎖の間の過ごし方について紹介します。
学級閉鎖の基準や規定は?
2021年度は、全国的にかなりの数の学校が学級閉鎖や学年閉鎖をおこないました。
学級閉鎖に関しては、いくつかの基準がありますが、同一の学級において複数の生徒に新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の流行が判明した場合に実施されます。
クラスの何割が休んだら学級閉鎖になるのか、どれくらいの学級が閉鎖したら学年閉鎖になるのかなどの基準は自治体や市区町村によって変わるので一概には紹介できません。
また、その基準は周りの状態に合わせて、適宜見直されています。
私立小学校に関しては、校長と校医らが相談して基準を設けているケースも多いようです。
休む基準や学級閉鎖に関する決まりは、配布される手紙やWebサイトでその都度確認するしかありません。
学級閉鎖の時は、習い事や塾には行ってもいい?
多くの学校は、学級閉鎖中はオンラインでの授業に移行します。
しかし、習い事はオンラインでは難しい場合や、高額な月謝を払っているのに振替ができないこと、発表会の日程などで休みにくいことがあります。
学校と違って、明確な基準がないところもあるので悩むこともあるでしょう。
どのような場合は、習い事に行ってもいいかについて説明します。
学校と習い事の方針を確認しよう
学校側から、学級閉鎖時は習い事や外出を控えるように通達がある場合もあります。
しかし、「外出は控えることが望ましいが個人の判断に任せる」といった表現のところが多いようです。
習い事によっては教室に明確なガイドラインがある場合もあるので、まずは、状況を説明し、規定やお便りなどを確認すると良いでしょう。
なるべく振替やオンラインを活用
ピアノやスイミングなど、教室や先生によってはレッスンの振替ができる習い事もあります。
振替ができるものは、無理に通おうとせず、理由を伝えて日をずらすのがベストです。
最近では、オンライン対応などに変更できる場合もあります。
可能であればオンラインに変更してもらい、自宅で練習するようにしましょう。
感染症対策、期間も考慮して判断を
登校自粛や学級閉鎖が頻繁におこなわれるようになり、習い事の内容によっては休みが長く続くこともあるでしょう。
「学級閉鎖中、習い事に行ってはいけない」という明確な規定がなければ、出席するのも一つの判断です。
習い事や塾の感染症対策や人数、環境など、それぞれの状況を考慮し、最善の道を各家庭で検討しましょう。
もし出席すると判断した場合、学校が学級閉鎖中であることは、あまり口外しないほうがいいでしょう。
また小学校に対しても、習い事に出席していることは、率先して話さないほうがトラブルが少ないでしょう。
外出やお出かけ、買い物はどうする?
では、習い事以外の外出やお出かけ、買い物などはどうなのでしょうか?
個人の考え方が大きく影響するところではありますが、基本的な考え方について説明します。
他人との接触や外出は控えるのが基本
本人や家族が陽性者または濃厚接触者に当たらない限りは、そこまで厳しい制限はしなくても大丈夫です。
しかし、不要な外出は控え、他人と接触したり遊びに行ったりするのは控えたほうが良いでしょう。
ただし、学級閉鎖が長引いた場合、運動不足になり子どもたちの体力低下が気になります。
テレビやインターネットを活用して、室内でできるヨガやダンス、軽い体操をするなどの工夫が必要です。
人の少ない時間帯にお散歩をするのもいいでしょう。
親や兄弟の外出はOK?
子どもが学級閉鎖になったとき、親や兄弟まで行動を自粛する必要はありません。
仕事や学校に行ったり、習い事や買い物に出かけたりすることまで制限されることはあまりないので、安心してくださいね。
ただ、近所で感染力の強い病気が流行っているという状況なので、不要な外出は控えておくほうがいいでしょう。
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学級閉鎖の間はどう過ごすのがいい?
学級閉鎖の間は、学校の授業はオンラインやタブレット学習、プリントなどで対応される場合が多いです。
学級閉鎖中は基本的に自宅で学習をすることが前提になっているので、自宅学習で苦手なところを復習するようにしましょう。
ただ、低学年のうちはオンライン学習でも集中できずに、ぼんやりしてしまう子や授業を聞けない子もいます。
もし、保護者が一緒に自宅にいるようであればサポートしてあげられたらいいですね。
学級閉鎖中の習い事は、自治体や学校、各教室や先生によっても方針が異なります。
学校と習い事の方針を確認して判断し、利用できるのであれば振替やオンラインを活用するといいでしょう。
他の家庭の方針も気になると思いますが、習い事への関与の度合いはその家庭によってさまざまです。
よそはよそ、うちはうちで判断し、その判断についてはあまり口外しないほうがいいでしょう。
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イラストレーターぽちまる