子どもの知恵を引き出す!?小学1年生からのなぞなぞアイデア

メガネをかけて指を鼻に当てる少年

なぞなぞは、親子で楽しめる手軽な遊びの一つ。

特別な道具も必要なく、幅広い年代のコミュニケーションにもなります。

そのうえ、言語能力や想像力、思考力を高めるなど、学習に役立つ要素もあるからうれしいですね。

この記事では、なぞなぞの魅力やもっと楽しむアイデアをお伝えします。

ママライタープロフィール

emi

福岡市在住、中学1年生の子どものママ(※原稿執筆時)。
テレビドラマやBTS、日本史のオタク気味な雑食ライター。
書くこと、聞くこと、しゃべることが大好きで、子育て中のママたちをはじめ、多様な人々のインタビュー記事を作る活動もしています。
みなさん、Speak Yourself しましょう!

なぞなぞの魅力って?

はてなの積み木

筆者の子どもがなぞなぞに興味をもちはじめたのは、年長さん頃だったでしょうか。

なぞなぞの魅力や、どのようなときになぞなぞで遊んできたか、整理してみました。

いつでもどこでも手軽に遊べる

なぞなぞは、手間のかかる準備や大きな道具を必要としません。

それでいて、ゲーム性が強く、「次はどんな問題かな?」「解けるかな?解いてみせるぞ!」と子どもを惹きつけ、わくわくさせることができます。

たとえば、電車やバスに乗っているときや、外出先での待ち時間など、子どもにとって手持ち無沙汰な時間を埋めてくれますね。

ちょっと機嫌が悪いときのリフレッシュにもなります。

筆者は小学校で読み聞かせボランティアをしており、絵本を読む前に、1~2問、なぞなぞを出すことがあります。

子どもたちの集中力や期待感がぐっと高まる効果があるんですよ。

なぞなぞを通じたコミュニケーションで人と人が結びつく

なぞなぞは手軽なコミュニケーションにもなります。

知識の広さや深さに関わりなくチャレンジできるので、大人と子どもが一緒に楽しめるのも魅力です。

むしろ、固定観念に縛られがちな大人より、子どものほうが早く答えにたどりつくことも!

もちろん、子ども同士でも楽しめます。

初対面の子たちが打ち解けるきっかけにもなりますね。

小学校や子ども会の「お楽しみ会」などでも定番です。

小学1年生にもぴったり!なぞなぞにチャレンジしよう

なぞなぞにも難易度があります。

ここでは、小学1年生くらいの子にもおすすめのなぞなぞを紹介します。

年齢が低いほど、発達や関心には個人差が大きいので、家庭では今のその子に合ったなぞなぞで遊んでくださいね。

子どもからも出題できるよう、ひらがなで書いています。

みじかにあるなぞなぞ

・足の中にあるくだものってなんだ?

こたえ:もも

・ひとり一ぽんもっていて、まいあさ、まいばん、そうじにつかうもの、なんだ?

こたえ:はぶらし

・まえに行ったり、うしろにもどったり。すすまないけどたのしいのりもの、なんだ?

こたえ:ブランコ

・まいにちなんども、ひとりでいくおへや。どこでしょう?

こたえ:トイレ

〇は〇でも……なぞなぞ

・くりはくりでも、口からでる「くり」はなんだ?

こたえ:しゃっくり

・たまはたまでも、一ねんに一ど、子どもをよろこばせる「たま」ってなんだ?

こたえ:おとしだま

・ぶたはぶたでも、かおの中にいるふたつの「ぶた」ってなんだ?

こたえ:まぶた

・いすはいすでも、きれいなこえでなく「いす」はなんだ?

こたえ:うぐいす

ちょっとむずかしいなぞなぞ

・あながたくさんあいていて、あなからこぼしておしごとするよ。これなんだ?

こたえ:じょうろ

・どんなにがんばっても、一ねんにひとつしかとれないものってなーに?

こたえ:とし

・いくらよんでもへんじがないけど、いろんなことをおしえてくれるよ。これなんだ?

こたえ:本

・きれいでおおきなはしだけど、だれもわたったことがないよ。これなーに?

こたえ:にじ


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なぞなぞは学習にも役立つ!

子供が抱えるアイデアマーク

子どもは遊びから多くのことを学びます。

なぞなぞから身につく力には、どのようなものがあるでしょうか? まとめてみました。

語彙力アップが期待できる

語彙力とは、さまざまな言葉の意味を理解し、適切に使いこなす力です。

言葉はすべての学習や思考、コミュニケーションの土台になるもの。

幼児期や学童期から、語彙力を伸ばしてあげたいですね。

なぞなぞには、

  • 問題文の意味を考える
  • 自分の語彙から答えを探しだす
  • 知らない言葉に出会ってインプットする

など、知らず知らずのうちに語彙力を高める要素がたくさんあります。

さまざまな視点から物事を考える力が育まれる

幼児期の子どもは、まずは物事をすべて自分の目線からとらえます。

やがて、他者の目線や客観性を認識できるようになります。これは、学習にも欠かせない力です。

なぞなぞは、異なる視点に目を向けるトレーニングにぴったり。

問題文から形や動きを想像したり、”ダジャレ”のように音に注意したりと、なぞなぞの答えを探すうちに、”自分中心”の見方から離れて、さまざまな視点を学ぶことができます。

なぞなぞは必ず論理的に作られていますから、論理的思考力も身につきますね。

楽しいから集中できる!記憶できる!

子どもは、楽しくなければすぐに集中力を失いますし、集中できなければしっかり考えることもできません。

逆に、人間の脳は、「おもしろい」と感じたことは記憶されやすく、楽しみながら学んだことほど脳に定着するようにできているそうです。

なぞなぞにゲーム性があり、子どもが楽しく遊べるのは大切なことなんですね。

参考:ワクワクが最強なこれだけの理由。子どもの「好き」と「楽しい」を否定してはいけない ~ こどもまなび☆ラボ

なぞなぞで、もっと楽しく学ぼう!

笑顔の子供たち(カラフル背景)

筆者が子どもとなぞなぞで遊ぶときに気を付けているポイントを紹介します。

楽しく遊べるだけでなく、学習効果も期待できますよ。

問題を出すときのポイント

なぞなぞは論理的に作られていますから、問題文を正確に理解できるよう、ゆっくり読むようにしています。

ぽかんとしていたり、悩んでいる様子があれば、もう一度読んであげます。

「よーく聞いてね」と注意を促してから読んだり、「どういう問題だった?」と子どもに問いかけてみるのもGood。

考えるプロセスを大切にしてあげるのもポイントです。

子どもが考えている様子があれば、急かしたり、時間を区切ったりせず、気が済むまで考えさせてあげたいですね。

逆に、答えがわからない場合は、無理に考え続けるよう強要せず、答えから「なぜそうなるのか?」と一緒に考えても大丈夫です。

「なるほど、そういうことか!」とわかればスッキリするし、学びにつながります。

問題を出す側・答える側の役割をスイッチ

なぞなぞ遊びに慣れてきたら、子どもに問題を出してもらいましょう。

子どもにとって、友だちや大人が悩んでいる様子を見るのも、なぞなぞの楽しみの一つです。

相手に伝わるように問題文を読み上げたり、”相手にはなぜわからないのか?”と考えるのも、言語能力や想像力をはたらかせる機会になります。

「ヒントをお願い!」と頼んでみるのもいいでしょう。

おわりに

なぞなぞは楽しいだけでなく、さまざまな学びの効果があります。

ただし、前提条件は、”わくわくして楽しむこと”。

なぞなぞに関わる知識やポイントをひと通り頭に入れたら、大人も子どもと一緒になぞなぞ遊びを楽しみたいですね!


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