家に来てくれる家庭教師は、塾とは違って送り迎えの時間や手間がかかりません。
遅い時間の授業でも、塾のように子どもが一人で通う必要もないためママパパは安心です。
一般的に家庭教師には料金が高いイメージがあるかもしれませんね。
しかし、それもケースバイケースで、料金体系などを見ると思っていたより安くなることもあります。
まずは、家庭教師の料金相場はどれくらいなのか、料金が決まる要素や講師を選ぶポイントなどを確認しましょう。
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家庭教師の料金体系
家庭教師の料金体系は、1時間当たりの金額、または1コマ当たりの金額で授業料が設定されているのが一般的です。
1コマ当たりの場合は、60分や90分など1コマ分の時間が異なります。
そのため、1ヵ月の指導時間の合計、またはコマ数の合計を月謝として払うという料金体系に分けられます。
家庭教師を選ぶ際にはどちらなのかを確認しておきましょう。
小学生の家庭教師の料金相場
小学生の家庭教師の料金相場は、1時間当たりに換算すると2,000〜3,000円前後が目安とされています。
ただし、実際には契約内容や学年、講師によっても料金は大きく変動するため、ママパパの希望を考慮しながら選ぶことが大切です。
小学生向け家庭教師の料金が変動する条件
ここでは、家庭教師の料金が大きく変動する条件として、契約内容や中学受験の有無、講師について解説します。
家庭教師センターか個人契約か
家庭教師を依頼するには「家庭教師の○○」「○○家庭教師センター」など、家庭教師専門の会社から家庭教師を派遣してもらう方法があります。
もう一つは家庭教師本人と個人契約をする方法です。
中学受験の有無や講師の違いなど、ほかの条件によっても変動します。
個人契約のほうが料金は安い傾向ですが、ほかの条件も見ながら検討していきましょう。
中学受験の有無
家庭教師を依頼するときには、中学受験への対策なのか、それとも学校の授業のサポート中心で良いのかなどの目的を明確にしておきましょう。
中学受験対策を盛り込んだ授業内容の場合は、金額が高くなる傾向があります。
受験情報や学校別の対策など、学校の授業対策にはない専門的な知識が必要になるからです。
受験対策を依頼すると、1時間当たりの料金が2倍以上になることもあります。
公立中学校への進学を予定しているなら、授業のサポートのみを依頼するようにしましょう。
プロの家庭教師か学生アルバイトか
家庭教師の料金は、講師がプロなのか学生なのかによっても変わります。
家庭教師を職業にしているプロの講師だけでなく、学生がアルバイトで教えている講師の場合もあります。
一般的にはプロに依頼すると料金が高い傾向ですが、講師の指導歴や経歴によって料金が変わることもあるので確認が必要です。
大学生の家庭教師の場合は、個人契約のほうが料金は安くなるのが一般的です。
また、家庭教師センターのなかには、プロ家庭教師のみを派遣しているセンターもあります。
家庭教師センターを利用するメリット・デメリット
ここでは、家庭教師センターに講師を依頼するメリットやデメリットをご紹介するため、選ぶ際の参考にしてください。
メリット
会社組織である家庭教師センターでは、講師が研修を受けているため講師全体の質にムラが少ないのがメリットです。
また、専門家が家族だけでは入手しにくい最新の受験情報をリアルタイムで提供してくれます。
授業が始まってから講師と子どもの相性が悪いと感じた場合、センターに連絡すれば別の家庭教師に変えてもらえるのもメリットです。
ほかにも、無料体験授業などのサービスが利用できるセンターもある点や、保護者への連絡などのサポート体制が整っていることも挙げられます。
デメリット
家庭教師センターに依頼すると、個人契約よりも料金が割高になる点はデメリットです。
家庭教師センターの料金には、入会金や管理費など授業料以外の費用も含まれます。
また、依頼してから実際に派遣されるまでに日数もかかるので、その分を考慮して進めていかなければなりません。
これは、契約後に講師を決めて社内で時間などを検討するためです。
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個人契約のメリット・デメリット
個人契約の家庭教師には安いだけでなくデメリットもあるので、両面を確認しましょう。
メリット
個人契約の家庭教師に依頼すると、センターよりも費用が比較的安いのがメリットです。
また、依頼する側の希望に合わせて授業時間や日時を変えられるため、契約の自由度が高いメリットもあります。
家庭で学習する時間が増える夏休み中は、時間や日数を増やすこともできるでしょう。
ほかにも、個人契約の場合は何人か面談をしてから比較し、自分たちで講師を選べます。
契約前に体験授業が受けられるかはケースバイケースになるため、相談してみましょう。
デメリット
個人契約の家庭教師の場合、講師の指導力に差が出やすいのはデメリットになるでしょう。
指導方法や受験情報などを積極的に情報収集する方もいれば、インターネットで調べる程度の方もいます。
また、トラブルが起こっても依頼主は自分で対応しなければなりません。
契約する前に講師の技量がどの程度なのかをはかるのが難しいのも個人契約のデメリットです。
家庭教師を選ぶときのポイント
家庭教師を選ぶときは、子どもとの相性を重視するなど知っておきたい大切なポイントがあるので確認しておきましょう。
子どもとの相性
指導力など、ほかの条件がすべて良くても、子どもとの相性が良くない講師は避けたほうが賢明です。
相性を見るには、事前の面談や打ち合わせで子どもの感想を聞くと良いでしょう。
もし、合わないと感じたらセンターへ連絡すれば変えてもらえます。
個人契約の場合は言いにくいかもしれませんが、子どものためなので直接伝えるようにしましょう。
口コミ・評判
講師の学歴や経験はホームページ等に載っていて閲覧できますが、実際の指導力が高いかは別問題です。
講師の実力を測るには、利用した友人知人に授業内容などを聞いてみると大体わかるでしょう。
家庭教師センターの場合は、会社全体の評判は良くても、実際に派遣されるのはどのような講師なのかはわかりません。
口コミなどの情報を多く集めて検討するのもポイントです。
サービス内容
家庭教師センターを利用する場合、会社によってサービス内容が異なる点に注意が必要です。
例えば、講師を変更すると料金がかかる、退会時には解約料がかかることもあります。
受験や進路などを含む学習内容も、求める指導が受けられるのか確認することもポイントです。
センターごとのサービス内容が料金に見合っているのかもチェックしましょう。
まとめ
小学生の家庭教師は、家庭教師センターと個人契約の講師それぞれのメリットやデメリットをママパパが把握しておくことが大切です。
一般的に、個人契約のほうがセンターよりも料金は安くなりますが、講師の指導力には差があります。
センターのサービス内容は会社ごとに異なるため、十分に確認することが大切です。
どちらを選ぶにしても、家庭教師と子どもとの相性を見極めながら口コミや評判、学習内容などの情報も含めて検討すると良いでしょう。