今年の6月に(記事執筆時:2023年)次男を出産しました。
妊娠期間中、妊娠が原因で血小板の数が少なくなる「血小板減少症」になりました。
この記事では、血小板減少症とはなにか、妊娠期間中の過ごし方、実際の血小板の数値について私の体験をまとめました。
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血小板減少症とは
血小板減少症とは、妊娠中の自己免疫疾患の一つです。
妊娠期間中に体の抗体が血液中の血小板数を減少させます。
血小板とは、簡単に説明すると血液を固めてくれる血液成分の1つです。
血小板が少なくなると出血が起こりやすくなったり、血が止まりにくくなります。
血小板減少から起こる身体の症状
- 血小板減少症は、骨髄で作られる血小板が少なすぎる場合や血小板が破壊されすぎたり、腫大した脾臓に蓄積されすぎたりした場合に発生します。
- 皮下出血やあざがみられます。
- 血液検査を行って、診断を確定するとともに、その原因を特定します。
- ときには治療(血小板輸血、プレドニゾン[日本ではプレドニゾロン]、血小板の生産を増やす薬、または脾臓摘出)が必要になることがあります。
[参考サイト:MSDマニュアル]
ハイリスク妊婦認定?!
私は長男を妊娠している時も、血小板減少症になりました。
そのため、今回も血小板減少症になるかもしれないと思い、産院を血液内科のある大きな病院にしました。
あらかじめ医師に前回の妊娠時も血小板減少症であったことを伝えていたので、検診初期から血小板を気にかけてもらってました。
妊娠初期に血小板が3分の1に減少!?
妊娠11週目の血液検査で、血小板の数は2週間前の検査よりも3分の1も減っていました。
実際の数値は以下になります。
血小板の平均値:15~34万/μL
妊娠9週目:13万/μL
妊娠11週目:4万/μL
※血小板の平均値は私が通っていた病院で伝えられた基準値です。
長男の妊娠時は、妊娠後期に平均より少ないと言われたのでそんなにすぐには減らないだろうと思っていました。
しかし、2週間の間に一気に減ってしまったため、検診を受けたその日のうちに病院から電話がありました。
5万/μL以下だと治療の必要があるため、ハイリスク妊婦として妊婦健診は2週間ごとになり要経過観察となりました。
産科と血液内科の2つを受診することに!
血小板を血液内科の先生に出産まで診てもらうことになりました。
そのため、2週間ごとに産科と血液内科の2つの科を受診することになりました。
病院は自宅から電車で40分の距離で、また大きな病院だったため待ち時間も長く、仕事もしていたので通院はとても大変でした。
原因は風邪?
2週間の間に血小板が大きく減った原因として、妊娠10週目の時に風邪をひいて高熱が出たため一時的に免疫が下がったことが関係しているようでした。
翌週の妊娠12週目の時に検査すると血小板は8万/μLまで回復し、以降出産まで6〜8万/μLの間を推移していました。
妊娠期間の過ごし方
血小板減少症の原因が妊娠によるものなので、出産まで定期的に血液を採取して経過観察となりました。
医師からは以下の2点を気をつけるように言われていました。
- 怪我をしないように気を付けて過ごす。
- 身体に内出血した跡などあればすぐ受診する。
妊娠期間中は特に具合が悪くなるなど、症状はありませんでした。
家族ぐるみで風邪対策
前回大幅に血小板が減った要因は風邪です。
風邪は息子からうつされたものでした。
息子の保育園でウィルス性の風邪の子がいたら、その週は保育園をお休みしたり家族で気を付けました。
大事な予定もキャンセルに
妊娠期間中、友人の結婚式がありました。
ウェルカムボードの絵を描かせてもらっていたこともあり、ずっと楽しみにしていました。
しかし、コロナウイルスやインフルエンザなど冬場の流行期だったので泣く泣く欠席することにしました。
育児・通院・仕事で忙しかったので、なかなか家族以外との交流ができなかったので友人とオンラインランチをして息抜きしていました。
気になる胎児への影響
長男を出産後、長男の血小板の数値はどんどん下がり2万/μLになったためNICUのある病院へ転院して入院しました。
治療のおかげで、徐々に数値は上がり血小板減少症の原因は母体からの影響ということで2週間で退院でき、その後、外来で1ヵ月ごとに経過観察をして大丈夫だったので、病院通いを卒業しました。
次男も出産後、血小板の数値が下がりましたが、兄弟児は同じ傾向をたどることがあると医師が見越して早期に治療をしてくださり、1週間で退院できました。
その後の経過観察も順調なので卒業できそうです。
まとめ
出産後、血小板の数値は徐々に回復していきました。
長男の時の経験があったので、最初から血液内科とNICUのある大きな病院にして良かったです。
妊娠初期から2週間に1回の通院は、仕事と育児をしながら大変でしたが胎児の成長をみれて安心できたことは良かったです。
血小板減少症のそもそもの原因は不明ですが、原因としてピロリ菌かもしれないと医師に言われました。
今後子育てが落ち着いたら受診しに行きます。
肝心の出産は血小板を輸血してから帝王切開になりました。
出産エピソードはまた別の記事に書きます。
※この記事は個人の体験談です。気になる方はかかりつけの医師に相談してください。
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ママライタープロフィール
恐竜大好きなお兄ちゃん(4才)と生まれたてほやほやの弟(0才)との日常生活をinstagramで公開中。
新しいことや旅行が好き。転勤族で現在は地元暮らし、今後どこに拠点を構えるか思案してます。
イラストレーター/Webデザイナーとしても活動中。