福岡市中央区（福岡県）のファミリー（家族）・子育て向け賃貸物件（賃貸アパート・マンション）を探す

福岡市中央区は、人口約21万人の都市です。東側を博多区、南側を南区、西側を城南区と早良区に囲まれており、北側は博多湾に面しています。面積は15.39平方キロメートルで、福岡市7区のなかでは最も小さな地域です。

中央区には、西鉄と福岡市地下鉄が乗り入れています。西鉄は天神大牟田線で、西鉄福岡(天神)駅から区内南部の西鉄平尾駅を通り南下する路線です。地下鉄は空港線、七隈線の2路線が通っています。空港線は、中央区の北側を横断しており、乗車すれば天神駅から区外の博多駅まで約5分で到着します。七隈線は天神南から西方へ向かって走り、西区橋本駅まで至ります。

また中央区では西鉄バスが区内全域および福岡市内全域を網羅しているため、区内外のどこへ行くにも便利です。

中央区内の高速道路は、福岡都市高速環状線が海岸沿いを走っています。区内からは天神北料金所などから高速へ出入りでき、車での遠距離移動も不便はありません。また県道202号線が中央区の真ん中を横断しているため、天神駅、天神南駅などの繁華街へスムーズにアクセスできます。

福岡市中央区の子どもの人口は約2万人で、中央区全体の人口のおよそ10％を占めます。区内に幼稚園は14園、小学校は12校が整備されています。中学校は5校です。

中央区は福岡市の子ども医療費助成制度を利用できます。こちらは健康保険に加入している場合、3歳未満の通院と18歳未満の入院費用がすべて無料となる制度です。3歳以上から中学生までの通院は、1ヵ月あたり500円までの自己負担で利用できます。小さな子どもは大病でなくても熱を出すことが多く医療機関を利用する機会は自然と増えるため、医療費助成は子育て世帯の大きな支えとなるでしょう。

また、産後の家事が辛いときなどは、福岡市の産後ヘルパー派遣事業も利用可能です。生後6ヵ月未満の赤ちゃんがいる家庭で、日中に家族から家事育児の支援を受けられない方が利用できます。

周りに子育ての支援者が少ない場合、親が病気になると困ってしまいますが、中央区では子どもショートステイ制度もあり安心です。この制度は、保護者に相応の事情がある場合、原則7日以内の養育を施設に依頼できます。

そして、親子で利用できる子育て施設には、こども総合相談センター(えがお館)、子どもプラザのびのび、中央児童会館あいくるなどがあります。

こども総合相談センターは、育児相談、子どもの悩みへの対応、障がいや療育に関する相談など、子どもに関する多くの相談に乗ってくれる施設です。子どもの年齢は20歳まで対応してくれるので、赤ちゃんの頃だけでなく、長期にわたって子育てをサポートしてくれる心強い存在でしょう。

子どもプラザのびのびは、6歳までの乳幼児と保護者を対象に遊びや仲間づくりができる児童館です。イベントや講演会も開かれているほか、子育てコンシェルジュによる相談会も開催されます。「のびのび」は「中央児童会館あいくる」の5階に設置されているスペースです。「あいくる」は「のびのび」だけではなく、図書コーナー、音楽室や学習室もあり、屋上広場では子どもたちが一輪車や三輪車などで遊ぶこともできます。

中央区にはショッピングが楽しめるスポットが多いため、買い物には困りません。区内にはサニー、マックスバリュ、西鉄ストアなど多くのスーパーマーケットがあるほか、深夜営業・24時間営業のドラッグストアも多数展開しているため、急な物入りの際も焦らずに済むでしょう。

おしゃれなショッピングスポットなら天神地下街や、福岡PARCOなどがおすすめです。子どもと一緒に楽しむなら、キッズ服や遊び場などもある「MARK IS 福岡ももち」を訪れると良いでしょう。新天町商店街も、さまざまなお店があって楽しめます。子どもと一緒に大時計台を眺めたり、お店の人と交流したりすることは良い刺激にもなるでしょう。

また、子育てに欠かせない医療機関も充実しています。浜の町病院、福岡総合病院、九州医療センターなどの大きな病院が複数あるほか、照葉こどもクリニック、ごんどう小児科クリニック、松尾小児科クリニックなど、小児科専門医のいる病院も多いため、安心できます。

さまざまなものに興味を持つようになったら、子どもと一緒に公共施設へ行くのもおすすめです。国の重要文化財に指定されている福岡市赤煉瓦文化館をはじめ、福岡市科学館、福岡市美術館、福岡県立美術館といった施設で、文化や科学、芸術に触れられます。中央市民プールのなかにはチャイルドスペースもあるため、水泳のついでに遊んで帰ることも可能です。プールには幼児コースもあるため、小さな子どもも楽しめるでしょう。

さらに、子どもたちのよろこぶ公園や自然のスポットも点在しています。大濠公園、福岡市動植物園、西公園などは、いずれも思いきり動き回ることのできる緑地です。PayPayドームを擁する中央区には、ドーム横にBOSS E・ZO FUKUOKAという遊びのスポットがあります。プロジェクションマッピングを用いた芸術的な空間、チームラボフォレスト福岡や、王貞治ベースボールミュージアムなどが中に入っており、吉本の劇場、グルメスポットもあるため、一日中遊べます。

中央区でファミリー向けの物件が多いエリアには、西鉄平尾駅が挙げられます。駅の西側にはオフィス街もありますが、東側はすぐにマンション群となっており、ファミリー向けマンションも多いため、好みの物件が見つかる可能性が高いでしょう。 西鉄平尾駅にも近い、高宮駅も物件が豊富なエリアです。駅前にはマンションが多く、駅から少し離れると比較的戸建て物件の多い地域が広がっています。 中央区の家賃相場をみてみると、1LDK・2K・2DKでは約7.58万円、2LDK・3K・3LDKでは約11.4万円、3LDK・4K以上では約14.87万円です。立地や周辺環境などにより、さまざまな条件の物件があります。気になる物件はぜひ現地まで足を運び、住みやすさや好みにあうかどうかを実際に確認してみましょう。 交通の利便性が高く、子どもが楽しめるスポットも多い中央区は、子育て世帯が暮らしやすい地域です。