世田谷区（東京都）のファミリー（家族）・子育て向け賃貸物件（賃貸アパート・マンション）を探す

世田谷区は渋谷区や神奈川県川崎市などと隣接し、人口約93万6,000人と23区で最も多くの人が暮らす特別区です。面積は23区のなかで2番目に広い約58k㎡で、区内は世田谷・北沢・玉川・砧(きぬた)・烏山の5つの地域に分かれています。世田谷地域に属する三軒茶屋や北沢地域に属する下北沢を中心に、オシャレな雰囲気の飲食店やショップが多く立ち並んでいます。若者のまちとしても賑わう世田谷区ですが、駅や商業エリアから少し離れると閑静な住宅街が広がっているため、賑わいを感じながらも心地よく落ち着いた環境の中で暮らせるでしょう。

主な交通網は国道246号・20号、首都高速3号渋谷線・4号新宿線、電車だと京王線、世田谷線、小田原線などがあり移動手段には困りません。特に東西方向への鉄道路線が充実しており、お出かけの際は電車移動が便利です。その他の交通手段としては、都営バスや東急バスといった路線バスが区内の各エリアで多数運行しています。

世田谷区に住む15歳未満の子どもは約10万8,000人で、区全体の人口の約12%にあたります。区内にある教育施設は、幼稚園62園、小学校70校、中学校52校と充実しています。

世田谷区が独自におこなっている代表的な子育て支援制度は、産後ケアセンターの設置や子どもの一時預かりサービスの提供など。産後ケアセンターは産後4ヵ月未満のママと子どもを対象にしたサービスで、育児相談や母体・乳児ケアなどそれぞれの事情に合わせたきめ細かなサポートを受けられます。また一時預かりサービスでは、最長で7日間子どもを預かってもらえるショートステイや、仕事などで帰宅が遅くなるときに最長22時まで預かってもらえるトワイライトステイも利用できます。このように、保護者に急な用事ができた場合や体調を崩してしまった場合に、一時的に子どもを預かってもらえるサービスが充実しているのが特徴的。その他、ヘルパー派遣など産後ケアのサービスを利用できるせたがや子育て利用券や、東京都が実施している各種手当・助成制度なども子育てに役立つでしょう。

子育ての悩みを相談したり、子どもと一緒に遊んだりできる公共施設として、おでかけひろばや支援センターが各エリアにあります。おでかけひろばは、子育て情報の交換をしたり親子でゆっくり過ごしたりするための施設で、参加費が必要なイベント以外は誰でも無料で利用できます。保護者同士の情報交換はもちろん、経験豊富なスタッフに子育ての相談ができるのも嬉しいポイントです。その他、広々とした空間で思いきり遊べる世田谷公園がファミリーに人気。噴水広場やスポーツ施設、プレーパークなどが設置されており、夏季には屋外プール、休日にはミニSLも楽しめます。豊富な子育て支援制度に加え、子育ての悩み相談や子どもの遊び場として役立つ施設が多いのも、世田谷区の大きな強みです。

世田谷区には、衣料品や日用雑貨も取り扱うライフ桜新町店や、業務用サイズの商品を安く購入できる業務スーパー粕谷店、輸入品を多く取り扱う明治屋玉川ストアーなど、多様なタイプのスーパーがあります。スーパーやドラッグストア以外では、二子玉川ライズや成城コルティ、玉川高島屋S・Cといった何でも揃う大型商業施設も。白髭のシュークリーム工房やBRICK LANEなど、オシャレなスイーツ店やカフェが多いのも魅力です。

小児医療に特化した医療施設としては、かるがもクリニックやいしかわキッズクリニックなどがあります。あらゆる診療科が揃う自衛隊中央病院は主に隊員とその関係者を対象とする医療施設ですが、一般患者の診療も受け付けているため、大きな病院でなければ治療できないケガや病気になってしまった場合も安心です。

また、区内には等々力渓谷や駒沢オリンピック公園、招き猫で有名な豪徳寺など、休暇を有意義に過ごせる自然・観光スポットが数多くあります。子どもの学習に役立つ施設には、中央図書館や松沢児童館、世田谷美術館などがあり、親子一緒にさまざまな学びを体験できます。若者が多い印象の世田谷区ですが、商業施設や文化施設、自然・観光スポットが多く、ファミリーにとっても暮らしやすいエリアといえるでしょう。

ファミリー層には、落ち着いた雰囲気が魅力の桜新町・用賀エリアが人気です。いずれも都会すぎず田舎すぎないバランスの良さが特徴で、ゆったりとしたまちの雰囲気を感じながらのびのびと暮らせます。利用できる鉄道路線は東急田園都市線のみですが、都心へのアクセスも容易なので、通勤・通学や休日のお出かけの際も不自由しません。 世田谷区の家賃相場は、1LDK・2K・2DKは12.88万円程度、2LDK・3K・3DKは17.44万円程度、3LDK・4K以上は27.6万円程度となっています。利便性の高いエリアや人気のあるエリアほど、相場が高くなる傾向がある点には注意してください。物件を探す際は、実際に足を運んでご自身で相場感を掴むことをおすすめします。