京都市右京区（京都府）のファミリー（家族）・子育て向け賃貸物件（賃貸アパート・マンション）を探す

京都市の西端に位置する右京区には、人口約20万人が暮らしています。面積は約292.07k㎡と、京都市内11行政区のうちで最大の広さです。海には面していませんが、西京区・左京区・北区・中京区・下京区・南区、南丹市、亀岡市と隣接しています。

右京区で利用可能な鉄道路線は複数あり、JR山陰本線や地下鉄東西線、京福電鉄嵐山本線・北野線、嵯峨野観光鉄道、阪急京都線が乗り入れています。駅の数も多いため、駅から徒歩圏内で暮らしたい方におすすめのエリアです。電車とあわせて利用したいのがバス路線で、右京区では市営バスだけでなく京都バスも利用可能。自家用車での移動が多い場合は、国道477号・162号、府道363号・443号などの幹線道路を利用すると良いでしょう。公共交通機関が便利ですが、自家用車があると観光や買い物の選択肢が広げられます。

京都市右京区で暮らす子どもの数は約2万1,000人。エリア内総人口における子どもの割合は、約10.5％です。近年、子どもの割合は年々減少傾向にあります。区内にある教育施設は、幼稚園が13園、小学校が22校、中学校が13校です。

右京区では、市と区それぞれで子育て世帯向けの支援制度を実施しています。京都市全体では、幼児保育・保育の無償化につき3歳から5歳児の保育料が無料です。また、子育て関連の支援制度やイベントの開催もしています。こどもシゴト博＠右京は、毎年市内在住の小学生向けに開催しているイベントで、会場・オンラインの両方で開催し、地域の暮らしを支える仕事を体験できます。仕事や病気などの理由で育児が困難な際は、子どもを預かってくれるショートステイ事業(最大7日間まで利用可能)や、一時預かりのトワイライトステイ事業(17時から22時まで利用可能)などが役立つでしょう。市と区で実施されている制度が異なるため、子育てに活用できそうなものがないか事前に調べておくと安心です。

ほかにも、京都市の各区に子どもはぐくみ室が設置されています。妊娠中から18歳までの子どもに関連する手続き・相談が可能です。右京区では区役所保健福祉センター内に設置され、毎月子育て情報を集めた右京はぐくみだよりを発行しています。保育園や幼稚園の入園など、手続きが必要な際は訪れてみましょう。また、京都市全体で児童館・保育園・認定こども園が地域子育て支援ステーションに設定されています。子育て講座の開催や情報提供などをおこない、子育て世帯に役立つ施設です。市や区が開催するものだけでなく、地元の方が主体となった子育て講座やサークルも豊富な点が大きな魅力といえるでしょう。

京都市右京区は、品揃えが豊富なグルメシティ嵯峨店や赤ちゃんルームを併設するライフ太秦店、授乳室・赤ちゃん休憩室を整備したイオン京都五条店など、子育て世帯が利用しやすい買い物施設が多い街です。また子ども向けの専門店が多いイオンモール京都五条や、京都ファミリー、嵐山昇龍苑などの大型商業施設も点在しています。子どもの体調不良の際には、小児科全般・アレルギー疾患を診療する中原ひろし小児科や、診療科目の多い京都民医連中央病院、新生児から大人まで対応するもろおかアレルギー科・小児科クリニックなど、地元の医療機関が役立ちます。

その他、子育て世帯の利用に便利な公共施設も豊富です。子ども向けのイベントを随時開催している右京中央図書館や、0歳児から小学生まで利用可能な梅津北児童館、観光案内コーナーのあるぶらり嵐山などが代表的。さらに古い歴史や自然が魅力のスポットも充実しており、自然に囲まれた環境でさまざまな体験やバーベキューに参加できる京都市京北森林公園や、四季折々の自然のなかを散策できる嵐山、子どもの楽しめるイベントも豊富な東映太秦映画村などが子育て世帯に人気です。古い歴史と豊かな自然が根付く右京区では、人気観光スポットが点在しており、子育て世帯が利用しやすいのもうれしいポイント。公共交通機関も活用して、お気に入りのスポットを見つけましょう。

子育て世帯向けの物件が多いのは、市街地の広がる区の南側。公共施設や買い物施設、学校など子育て世帯に必要な施設が集まり、暮らしやすい住環境です。北側の森林エリアが近いため、市街地で暮らしていても豊かな自然を身近に感じられるでしょう。特に阪急京都線が乗り入れる西京極駅周辺は、桂川や西京極総合運動公園などがあり自然とふれあえるだけでなく、買い物施設が揃い都市部へのアクセスも良好と、子育て世帯が暮らすにはぴったりの環境です。 京都市右京区の家賃相場は、1LDK・2K・2DKが6.6万円程度、2LDK・3K・3DKが8.15万円程度、3LDK・4K以上が9.23万円程度です。物件によって住環境に差があるため、現地を訪れて雰囲気を確認しておくと良いでしょう。