山形県のファミリー（家族）・子育て向け賃貸（アパート・マンション）情報を探す

山形県の2018年の出生数は6,973人。2008年の出生数9,164人と比較すると減少傾向にあります。総人口に対する0～14歳の年少人口割合は2015年で12.1％でした。このままだと2040年には9.9％と、山形県の総人口1割を下回ると推計されています。そのため山形県は子育て支援に力を入れており、子育て世帯が住みやすい環境づくりに取り組んでいます。

山形県のしあわせ子育て政策課が運営しているやまがた子育て応援サイトは、妊娠・出産から子どもが小学生になるまでの子育て世帯を対象に、情報発信をしているWebサイトです。さまざまな手当や支援制度、相談窓口などの情報を確認できます。ほかにも各エリアの保健センターで開催されている両親学級やママパパ教室では、保護者が利用できる制度やサービスの紹介などをおこなっています。また、子育て支援医療制度は、自己負担する子どもの医療費の一部もしくはすべてが助成される制度です。助産制度は、経済的な理由で入院助産を受けられない場合に利用できる制度で、事前に申請すれば県指定の助産施設で出産できます。乳幼児を連れた外出のサポートなどをおこなう子育てタクシーは、保護者に代わって子どもの送迎をお願いできる、子育てに優しいサービスです。

各エリアには、子育て世帯を支援するための施設も多数設置されています。母子保健相談窓口は、育児や子どもの健康について気軽に相談できます。子ども家庭支援センターチェリーでは、子育ての悩みや子どもの気になる行動などを相談できます。また、山形市児童遊戯施設べにっこひろばは、子育て支援センターの機能も兼ね備えている子どもの遊び場です。キッズドームソライは鶴岡市にある児童教育施設で、アスレチック要素を含む遊び場や、発想力・想像力などを養うものづくりスペースなどがあります。

県内にはさまざまな大型の商業施設があるため、生活に欠かせないものが揃えられます。山形市内にある家電住まいる館YAMADA山形本店では、家具や家電製品、日用品、インテリアなどの幅広いジャンルの商品を扱っています。各エリアにあるイオン・イオンモールやエスパル山形店を利用すれば、食料品や衣服、生活雑貨の購入を1ヵ所で済ませられるでしょう。

山形市にある山形県立中央病院は、産婦人科はもちろん、小児科・新生児内科や小児外科、救急科、感染症内科などの幅広い診療科があります。妊娠や出産、子どもの健康までの医療サービスが充実している医療機関です。山形市だけでなく、県南部に位置する置賜エリアには産婦人科や小児科の診療がある公立置賜総合病院を利用できます。酒田市には産婦人科や小児科を含む診療科を持つ日本海総合病院もあります。

子育て世帯には、公共施設のさくらんぼタントクルセンターがおすすめ。村山エリアの東根市にあり、屋内の子どもの遊び場や子育て支援センターが設置されています。子育て健康課の窓口もあるため、子どもの健診や予防接種の際にも利用できます。山形市の山形美術館は、日本美術からフランス近代美術までコレクションが展示されている民間の美術館です。山形県立図書館では資料探しから読書まで対応する、多種多様な本や資料の閲覧・貸し出しが可能です。

レジャー施設も充実しており、加茂水族館ではアシカやクラゲなどの海洋生物の生態を観察できます。山形県の豊かな自然に調和した遊園地リナワールドや、冬の子どもの遊び場になるスワンスケートリンクもおすすめです。

山形県の賃貸物件の約6割は山形市に集中しています。ファミリー賃貸物件を探すときは物件に求める条件を考えるだけでなく、病院や学校、公園、スーパー、銀行などの周辺環境も検討しましょう。人口が多く交通の便が良いエリアで探すなら、山形・米沢・酒田エリアがおすすめです。山形市の場合、山形駅や北山形駅の周辺に賃貸物件が密集しています。山形県では車で移動するケースも多いため、国道沿いでも賃貸物件を探せます。米沢市は、新幹線を利用すれば東京までの所要時間は約2時間と、交通のアクセスも良いエリアです。主要道路も通っているため、市内の保育園や病院などへの移動に便利です。酒田市の気候は豪雪地帯の内陸側と、積雪が少なめの日本海側で異なります。小さな子どもがいて雪下ろしなどの負担を減らしたい場合は、沿岸のエリアで賃貸物件を探しましょう。