岩手県のファミリー（家族）・子育て向け賃貸（アパート・マンション）情報を探す

2019年の0～14歳までの年少人口は約13万6,000人。県全体の人口数約121万人に対し、年少人口の割合は約1割です。また、2010年の年少人口16万8,000人と比べると、14歳以下の人口は10年間で3万人以上減少していることがわかります。

岩手県では人口減少の対策として、さまざまな子育て支援に取り組んでいます。子育て支援パスポートは、県内在住の妊婦または3人以上の18歳未満の子どもをもつ保護者を対象に発行しており、協賛店舗でパスポートを提示すると、さまざまなサービスを受けられる仕組みです。パスポートは県内の店舗だけでなく、全国41道府県の協賛店舗でも利用できるのがうれしいポイント。また盛岡市の子育てサポートセンターでは、子どもの発達やしつけなどに関する悩みを相談できます。岩手県生涯学習推進センター内で開設されているすこやかダイヤルは、保護者が子育て専門の相談員に電話相談できる窓口です。中学校卒業までの子どもをもつ保護者を対象にした児童手当の制度も設置しており、子どもの年齢別に支給手当てを受けられます。子育てサークルは保護者を対象にしたサークル活動で、子育ての仲間づくりや情報交換の場として活用されています。

県内には子どもと保護者が一緒に遊べる施設も多数あります。盛岡市のゆぴあすは、運動やプール、ユニークなお風呂などが楽しめるレジャー施設です。授乳スペースやおむつ替えコーナーもあり、乳幼児を連れた保護者も楽しめます。一関市の北上川学習交流館あいぽーとは、北上川に関する映像や資料などを展示しているため、親子で学ぶ時間を過ごせるでしょう。一戸町のいわて子どもの森は体験型の大型児童館で、海外アニメの視聴や屋外アスレチック、キャンプなどが楽しめる施設が併設されています。

このように、岩手県では自宅以外でも親子で遊べる場所や、子育ての悩み相談の施設が充実しており、子育ての負担を感じにくい環境が整っています。

岩手県内には盛岡市のイオンモール盛岡をはじめ、さまざまな大型商業施設が点在しています。北上市には、ツインモールプラザや江釣子ショッピングセンターパルなどの商業施設があり、スーパーマーケットや書店、フードコートなどのテナントがたくさん入っています。

盛岡市の岩手県立中央病院には、産婦人科や小児科、小児外科などの妊婦から子どもまで対応できる専門の診療科があります。また、岩手県立大船渡病院は、大船渡市にある地域周産期母子医療センターです。センターでは妊娠22週目の胎児から、産後7日未満の乳児を対象にした医療サービスを提供しています。北上市にある岩手県立中部病院では、地域と連携しながら市民に高度な医療サービスをおこなっています。主要な医療機関が各エリアにあるので、どのエリアでも安心して受診先を探すことができます。

県立児童館のいわて子どもの森では自然やものづくり、音楽、食などをテーマにした子ども向けのワークショップが定期的に開催されています。また、銀河鉄道などで知られる宮沢賢治のふるさと・花巻市には賢治の学校（宮沢賢治童話村）があります。親子で宮沢賢治の世界観を体験できるでしょう。盛岡市にある岩手県立図書館では、絵本や子育て本、ビジネス書、小説などの幅広いジャンルの書籍や資料の閲覧・貸出をおこなっています。

レジャー施設も充実しており、代表的な施設は白くそびえ立つ大断崖やリアス海岸の絶景がみられる三陸復興国立公園や、動物福祉に配慮した飼育展示をおこなっている盛岡市動物公園などがあります。小岩井農場は乗馬体験や動物のえさやりなど、自然や動物と触れ合いながらも歴史的風景が垣間見える、情緒あふれる施設です。

県庁所在地の盛岡市には、県全体の賃貸物件の約7割が集中しています。ファミリー向けの賃貸物件を効率良く探すなら、盛岡市を中心に探すと良いでしょう。特に、盛岡駅や岩手飯岡駅の周辺が人気です。沿線はシングル向けの賃貸物件が多い傾向にあります。 ファミリーが住みやすいエリアは、盛岡市や滝沢市、紫波郡紫波町奥州市などです。盛岡市は大型商業施設をはじめ、大規模の医療機関や児童館・図書館などの施設が充実しています。滝沢市は自然豊かで、開放感のあるLDKの賃貸物件を探しやすいです。紫波郡紫波町は国道4号など6本の幹線が走り、インターチェンジやJRの3駅があるなど、交通の便に恵まれています。また、幼稚園や小中高の学校、病院、飲食店などが多数あるため、生活環境に困ることはないでしょう。奥州市は北上市や花巻市、一関市などと隣接しており、鉄道や高速道路などの交通網が充実しています。ファミリーに人気のエリアはどこも住みやすい環境が整っていますが、自身の子育て環境に合った支援制度を受けられるエリアかどうかが、ファミリー賃貸物件探しのポイントとなるでしょう。