山に囲まれ、県の中央を最上川が流れるなど、自然の豊かな山形県。山形県で子育てをするにあたり、どのような制度や施策があるのでしょうか。
この記事では、山形県で子育てをする際に知っておきたい県の取り組みや、山形県ならではの取り組みを5つピックアップしてご紹介します。
これから山形県で子育てをする予定のある方や、既に子育てをされている方はぜひ参考にしてみてください。
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山形らしさを意識し、地域と連携して支援！山形県の子育て支援制度
やまがた子育て応援プラン
山形県では子育て支援・少子化対策推進の指針である「やまがた子育て応援プラン」を制定しています。結婚から子育てまでの切れ目ない支援に加え、「山形らしさ」を活かした社会全体の支え合いを掲げているものです。
具体的には、「子育て支援情報の発信や事業展開」「各保健所へ女性の健康支援センター・妊娠相談窓口を設置」「小学校の通学路における合同点検の実施」など、さまざまな施策の元となる方針を定め、山形県の子育て支援政策の柱となっています。
参考：やまがた子育て支援プラン推進協議会
参考：やまがた子育て応援プランに係る平成30年度事業の実施状況について
子育てタクシー
「山形みんなで子育て応援団」の活動の一環として、地域のタクシー会社が行っているサービスです。
保護者が子どもを迎えに行けない時、代わりに学校や保育園に迎えに行ったり、夜間救急病院への緊急送迎を行なったり、乳幼児とのお出かけの送迎サポートを行なったりします。通常料金で利用でき、チャイルドシートも利用可能です。ご利用には事前の登録手続きが必要ですが、手続き完了後は事前予約で利用できるようになります。
参考：子育てタクシーとは（やまがた子育て応援サイト）
参考：『子育てタクシー』の運行について
イクメン応援
山形県の運営する「やまがた子育て応援サイト」では、イクメンやその家族、企業に向けて役立つ情報を発信し、「男性が積極的に子育てに参加できる環境作り」を目指しています。
「イクメン応援」の特設ページでは、育児にまつわる仕事との両立支援制度や経済支援制度、育児休業の取得方法や取得パターンなど、育児の前に知っておきたいさまざまな情報が掲載されています。育児を行っている先輩パパ・ママの声を集めたページ「これから父親になる、または子育て期のパパへ」も、育児のイメージをつかむのに役立つのではないでしょうか。
なお、企業や事業主向けに奨励金・助成金についての記載もありますので、詳細は下記公式HPをご確認ください。
やまがたイクボス同盟
温かい社会の実現、企業や社会の活性化など「やまがた創生」を目指し、県内の各企業・団体の経営者や代表者が「イクボス」の輪を広げていく取り組みです。
イクボスとは、部下のワークライフバランスを考えながら会社としても結果を出し、自身も仕事・プライベートを両方楽しめる上司のこと。加盟企業・団体は、男女が仕事と生活の調和を取りながら働き続けられる職場づくりや、ワークライフバランスへの意識向上などを活動として行っています。
具体的には、男性社員の育児休暇取得の奨励、女性役員の積極的な登用などが各加盟企業・団体で行われています。
参考：やまがたイクボス同盟
庄内子育て情報サイト「TOMONI」
「TOMONI」は、行政との連携によりNPO法人明日のたねが運営する、庄内地域の子育て情報サイトです。
「子育て」から人と人がつながる、新しいコミュニティの「たね」になるサイトとして、自然の豊かさや文化を大切に、支え合い笑顔で暮らせる社会の実現を目標としています。子育てに役立つ情報を発信する「暮らし応援団」、イベント情報の予定が分かる「イベント」、非常持出袋の内容や防災講座など災害の備えに役立つ「ともに防災」など、さまざまなコンテンツが用意されています。
県内の幼稚園・保育園が提供するレシピ紹介記事もあるので、今日の献立に悩んだ方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
車のない子育て家庭にも優しい！積極的に子育て支援に取り組む山形県
「やまがた子育て応援プラン」「イクメン応援」「やまがたイクボス同盟」など、他県同様の取り組みも押さえつつ、山形らしさを押し出そうと取り組んでいる山形県。
「子育てタクシー」は車のない子育て家庭には利用しやすく、ありがたい施策なのではないでしょうか。「TOMONI」のように地域が行政と連携して行っている事業もあり、子育て支援に積極的に取り組んでいる県といえるでしょう。
県内でも各自治体によって独自の取り組みを行っている場合があるため、気になる方はぜひ各公式HPをご覧になってみてはいかがでしょうか。
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