家賃の補助が出る!?特定優良賃貸住宅とは!

家賃の補助が出る!?特定優良賃貸住宅とは!

賃貸物件を探す際、気になる条件の一つである家賃。特に子育て世帯の場合は、ある程度広い間取りが必要となるうえ、子どもの教育費を考えるとなるべく家賃を押さえたいと考える方もいるのではないでしょうか。

そんな時にぜひ検討したいのが、家賃補助が出る「特定優良賃貸住宅」です。この記事では、特定優良賃貸住宅の概要やメリット・デメリット、探し方についてご紹介します。

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特定優良賃貸住宅とは

特定優良賃貸住宅(特優賃)とは、「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律」に基づいて建てられた住宅のことで、この法律は中堅所得者向けの良質な賃貸住宅の拡大を目的に作られました。

そのため、広さや設備が一定の基準をクリアしており、家賃も国や地方自治体から補助が出ます。

間取りもファミリー向けの物件が中心となっており、さまざまな面でファミリー層に嬉しい賃貸物件といえるでしょう。

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特定優良賃貸住宅のメリット

テーブルで談笑する三人家族

では、特定優良賃貸住宅のメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

家賃補助が出る

特定優良賃貸住宅の一番のメリットは、家賃補助が出ることです。補助額は入居する世帯の所得額によってさまざまで、所得額が低いほど補助額は上がります。

また、この補助額は入居後から毎年一定の割合で少なくなっていきますが、入居者の支払額が本来の家賃に追いつくまで、最長で20年間補助が続きます。

物件の質が高いことが多い

2LDK~3LDKなどのファミリー向け物件が多いのはもちろん、バリアフリーやオートロックを採用している物件も多く、物件の質が高いのも特定優良賃貸住宅のメリットの一つです。また、特定優良賃貸住宅は以下の基準を満たしているため、一定以上の質が保障された物件であるといえます。

  • 専有面積はおおむね50㎡以上(各自治体により変動あり)
  • 耐火構造または準耐火構造
  • 戸数が10戸(例外あり)

初期費用が少ない

特定優良賃貸住宅は「良質な賃貸住宅の拡大」を目的としているため、礼金や更新料、仲介手数料は不要です。初期費用は基本的に敷金(最大家賃3ヶ月分)と入居月の家賃のみとなるため、引っ越し費用が高すぎてなかなか引っ越せないという方にもおすすめです。

ファミリー世帯が優先入居できる

特定優良賃貸住宅の入居には、審査に通る必要があります。基準は各自治体や管理会社によって異なりますが、主な申込み基準は以下の通りです。

  • 入居予定者全員が日本国籍または外国人登録を受けている
  • 同居予定の親族がいる(婚約者も可)
  • 収入があり、世帯の月額所得が20〜60万1千円の範囲内である(自治体により例外あり)

収入や家族構成にも制限があり、単身者は入居できないのでもともとファミリー向けの制度であるということや、国土交通白書に「公営住宅及び特定優良賃貸住宅において多子世帯等の優先入居を実施している。」とある通り、多子世帯は優先的に入居できる傾向があるようです。

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特定優良賃貸住宅のデメリット

メリットの多い特定優良賃貸住宅ですが、デメリットもいくつか存在します。本格的に検討する前に、デメリットもしっかりと知っておきましょう。

入居条件が厳しい

上記のように、特定優良賃貸住宅に住むには審査に通る必要があります。収入が高すぎる場合や持ち家がある場合、現在ほかの特定優良賃貸住宅に住んでいる場合などは基準から外れてしまうため、事前に審査基準をよく確認しておきましょう。

審査基準は自治体や管理会社によって異なるため、各自治体や企業のHPを見るか、問い合わせをすることで確認できます。

補助金には支給期限がある

入所者の負担額については「傾斜型」と「フラット型」の2種類があり、「傾斜型」なら最長20年、「フラット型」なら最長15年で補助期間が終了します(補助期間は自治体や物件により異なります)。

「傾斜型」の場合は負担額が毎年数%ずつ上がっていき、「フラット型」の場合は負担額は変わりませんが、契約家賃が変わった場合はそれに伴って変動します。特定優良賃貸住宅に住む場合は、毎年の負担額の増加やその可能性を踏まえて家計をやりくりする必要が出てくるでしょう。

場所によっては築年数が長い

新しい物件の多い特定優良賃貸住宅ですが、一部古い物件も存在します。広さや見た目に問題はない一方で、ガスコンロがないので持ち込む必要がある、網戸がないので自分でつける必要があるなど、不便なポイントがあることあります。

築年数が長い場合は、不便なポイントがないか事前に自治体や管理会社に確認しておくとよいでしょう。

抽選の競争率が高い

お得で質も高い特定優良賃貸住宅は、物件数に対して入居希望者が多いため、競争率も高くなります。当選した後も審査に通る必要があるので、入居までの道のりは長いものと覚悟しておく必要があります。

たまたま入居登録者がおらず、次の入居登録の申し込み時期までの間のみ「抽選なし先着順」となることもあるので、気になる物件がある方は常に情報をチェックしておきましょう。

特定優良賃貸住宅の探し方

テーブルで談笑する四人家族

特定優良賃貸住宅に興味を持たれた方は、まずは住宅情報サイトで検索してみるとよいでしょう。「賃貸スタイル」では、トップページ下部の「入居条件や価格にこだわる」から「家賃補助(特定優良賃貸)」のカテゴリを選んで家探しができます。あとは住みたい地域を選択するだけなので、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

この記事では、特定優良賃貸住宅の概要やメリット・デメリット、探し方についてご紹介しました。

抽選や審査など、入居は狭き門である特定優良賃貸住宅ですが、最長20年間にわたって家賃補助が受けられるのは子育て世帯にとって大きなメリットです。住みたい地域に特定優良賃貸住宅があるなら、ぜひ抽選にチャレンジしてみたはいかがでしょうか。申し込み条件などの詳細は、各自治体や管理会社のHPをご確認ください。

賃貸物件を探す際は、賃貸スタイルがおすすめです。

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