【実体験】子どもの乾燥肌を克服!家庭で行った対策方法

子どもの乾燥肌アイキャッチ

子どもが小さい頃、乾燥肌対策にとても悩まされていました。

冬になると足のすねは何もしていないのに常に擦り傷のような状態。

初めての子育ての時は、それが乾燥によるものだと気づくことすらできませんでした。

この擦り傷のような肌を治してあげたくて、私が行っていた乾燥肌対策をお伝えします。

本記事は個人の体験談を含みますので、ご参考程度にとどめてください。

ママライタープロフィール

yumyum

大学1年生、中学2年生の子どもを育てる母です。(※原稿執筆時)
悩んで育てた子育ても佳境に入ったので、自分の活動を再開したいと模索中。
家事は「無理をしない」がモットー。
料理は時短で、掃除は見た目キレイで済ませます。
家族の休日は自分も休みたく、週末にはデパ地下総菜が並ぶズボラ母です。

子どもが乾燥肌になる原因は?

赤ちゃんの肌はすべすべ

赤ちゃんは、肌がスベスベで潤いたっぷりなイメージでしたが、我が子の場合、それは生まれて2カ月ほどでした。

その後は乳児湿疹に悩まされ、1~2歳の頃には乾燥肌に悩まされていました。

当時は何もしていないのに、冬場は常に足のすねが擦り傷のような状態に。

なぜこのような状態になるのか、小児科で教えてもらいました。

子どもは皮膚の厚みが大人の半分

子どもが乾燥肌になる原因は、子どもは皮膚の厚みが大人の半分でバリア機能が大人よりも弱いからだそうです。

肌のバリア機能が上手く機能せず、水分量をキープすることができないのだとか。

生後3カ月頃までは、お母さんからもらったホルモンの影響で、肌の潤いを保つ皮脂の分泌量は多いですが、その後は低下していき、肌に乾燥を引き起こすのだそうです。

家庭で行った乾燥肌の予防方法や対策

では、実際に、我が家で子どもの乾燥肌にどんな対策をしてきたかをお伝えします。

お風呂では体を手で洗う

「お風呂では体を手で優しく洗ってくださいね。ゴシゴシ洗ってはダメですよ」と小児科の先生から教えてもらいました。

子どもの肌は弱いので、ゴシゴシ洗うと汚れだけでなく、肌の潤いを保つ皮脂までも落としてしまって、乾燥肌になるということでした。

それまで、毎日外で遊んで汗や汚れが付着している子どもの体をガーゼでゴシゴシ洗っていたので、これは目からウロコでした。

この話を聞いて以来、手に泡立てた石鹸やボディソープを付けて、優しくなでる程度に体を洗うようにしています。

この時に使用するボディソープも大人用とは分けて、子ども用の低刺激のものを使用しました。

ドラッグストアに行けば「敏感肌用」や「赤ちゃんにも使える」などと書かれたものがあるので、子どもでも安心して使用できるものを使いました。

入浴剤を入れる

冬場は浴槽に入浴剤を入れていました。

入浴剤の中でも保湿効果が高く、低刺激のもの、無香料・無着色のもの、合成界面活性剤不使用のものなどボディーソープと同様、肌の弱い子どもでも安心して使用できるものを使いました。

薬を塗る

乾燥がひどくて傷だらけのすねは、痒みもあったので、薬が処方されました。薬はステロイド剤と保湿クリームの2種類です。

薬を塗る

ステロイド

乾燥が特にひどく擦りむいたような状態の時には、ステロイド剤を使用しました。

回数は、朝と夜(お風呂上り)の一日2回です。

チューブタイプの薬を人差し指の先から第一関節までの量を出し、乾燥のひどい部分に薄く塗り広げます。

ステロイドをこんなに塗って良いの?と最初は抵抗がありましたが、1週間も経たないうちに擦り傷のような症状は改善し、ステロイドは不要になりました。

意外と大変だったのは、朝、薬を塗ること。

夜は時間がありますが、朝は忙しいのでゆっくり薬を塗る時間がなく、塗り忘れることがよくありました。

参考:日本皮膚科学会

保湿クリーム

ステロイドを塗った上から保湿クリームを塗ります。

保湿クリームもステロイドと同様にたっぷり取って両手に広げ、体全体に塗り広げます。

傷がなくなるとステロイドはやめ、保湿クリームだけを続けました。

保湿クリームは中学生になった現在も冬場は毎日塗っています。

洗剤を変える

洗剤を変える

小児科では、お風呂の入り方や薬の処方だけにとどまらず、洗濯洗剤を変えることも提案されました。

赤ちゃんの頃はベビー服の洗濯に赤ちゃん用洗剤を使用していましたが、次第に大人と分けて洗濯することが面倒になり、大人と一緒に一般的な合成洗剤を使って洗濯していたのが良くなかったようです。

洗剤の成分が肌着に残ることで子どもの肌に当たり、肌のバリア機能の弱い子どもは肌荒れを起こすということでした。

そこで、洗濯洗剤は病院で販売しているものを購入しました。

合成界面活性剤や香料など化学合成添加物を可能な限り排除した無添加タイプの洗剤でした。

下着や洋服を見直す

下着を見直す

さらに、子どもの着る洋服の素材を見直すようにも指導されました。

特に肌に直接当たる下着は木綿素材にするようにとのことでした。

自分自身がアレルギー体質ではないので、洋服の素材に気を使ったことがなかったのですが、敏感肌の子どもにとってはナイロンやアクリルなどの化学繊維は刺激が強いとのことでした。

当時は「化学繊維アレルギー」という言葉を知りませんでしたが、今考えるとアレルギーだったのだろうと思います。

その後は子ども服を買う時、綿100%のものを購入するように気をつけました。

加湿器を使う

加湿器を使用される方は多いと思いますが、冬は乾燥対策としてリビングや寝室に加湿器を使用しています。

湿度が50%程度を保つように、湿度計を見ながら加湿しています。

風邪予防になるだけでなく、乾燥肌予防にも役立ちます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

小さい頃は、母親である私が塗ってあげていた保湿クリームも、小学校中学年ぐらいになると子どもが塗るのを嫌がったり、面倒くさがったりし始め、塗りそこなう日が続いて、また乾燥がひどくなるといういたちごっこをしていました。

現在は中学生になったので、皮膚がずいぶん強くなり、洗剤や衣類にまでは気を使わなくても、幼児の頃のような擦りむいた状態はなくなりました。

乾燥や痛みがある時は自分でお風呂上りに薬や保湿クリームを適宜塗っています。

病院で教えてもらった薬の塗り方もきちんと守って自分で管理できるようになっています。

乾燥肌対策は根気よくつき合っていくことが大事だと思いますので、この記事が少しでもお子さんの肌対策の参考になれば嬉しく思います。


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