今回は、小学生の家庭学習を助ける勉強アプリをご紹介します。
スマートフォン、タブレットを使用し(今回の記事では、iPhone/iPadを使用してアプリの動作確認をしました)、なるべくApple Store/Google Play対応のアプリで、無料のものを選びました。
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勉強アプリのメリットと注意点
勉強アプリは、賢く使えば、節約にもなり、何かと便利です。
しかし、スマートフォン/タブレットを子どもに使わせるときには、気になる点もありますよね。
そこで、勉強アプリを利用するメリットと、利用するときの注意点をまとめます。
家庭学習を助ける勉強アプリのメリット
家庭学習を助ける勉強アプリのメリットを3つにまとめました。
◇メリットその1 節約になる◇
ドリルやプリント、ノート代が要らないので、節約になります。
◇メリットその2 時間や場所を選ばない◇
好きな時間、場所でできるので、隙間時間を利用して学習することができます。
◇メリットその3 アプリが採点してくれる◇
アプリ内で採点するので、親が採点する手間が省けます。
勉強アプリを利用するときの注意点
勉強アプリを利用するとき、保護者が気になるのは次の2点ではないでしょうか。
◇注意点その1 姿勢や視力が心配◇
夢中になって長時間スマートフォン/タブレットを使用すると、正しい姿勢が保てなくなるので、必ず使用時間を決めて使います。
小学校低学年頃までは、自分でやめることが難しいので、大人が声をかける必要があると思います。
中学年くらいになり、利用ルールを考えて決められるようになれば、勉強アプリを利用する際に使用時間を約束しておき、タイマーなどを使うと良いでしょう。
◇注意点その2 広告や課金が心配◇
無料のアプリは広告によって収入を得るので、どこかに広告が表示される場合があります。
そのため、間違って広告や課金をタップすることがあります。
小さな子どもの場合は、親が近くで見守るか、有料にして広告を非表示にしたり、買い切りにしたりして、工夫しましょう。
大きくなれば、前述のように、家庭で利用ルールを作り、守るようにします。
アプリによって、子どもが広告をあまり見ないように設計されているものもあれば、反対に真ん中にドンと出てしまうものもあります。
アプリを利用する前に、必ず大人が自分の子どもに使わせてよいかどうか判断してください。
【無料】分野別おすすめ勉強アプリ
まず、苦手な分野を補ってくれる、おすすめの勉強アプリをご紹介します。
すべての教科を網羅するよりも、アプリ学習と相性の良い分野にしぼってみました。
算数アプリ:計算脳トレHAMARU、面積迷路
以前、記事「【小学生の家庭学習 体験談】小学1年生から取り組んで基礎学力アップ!テストの上手な活用法」でもお話ししたのですが、小学生の四則計算は算数の学習のベースになります。
計算力を上げるためにプリントやドリルを活用して学習されていると思いますが、正直プリント代やドリル代がかかります。
そこで、算数アプリの中から、「計算脳トレHAMARU」と「面積迷路」の2つをご紹介します。
計算脳トレHAMARU
「計算脳トレHAMARU」では、簡単な一桁の足し算から二桁の計算、引き算へ……と計算がレベルアップしていきます。
シューティングゲームの要領で、計算式に対して答えを打ち込んでいきます。
1度に複数の計算式が上から落ちてくるので、慌てずに一つづずつ撃ちます。
素早く確実に計算すると、スコアが上がっていきます。
制限時間内に、たくさんの計算問題を解きましょう。
易しい計算から難しくなっていくレベルアップ方式なので、暗算が少しずつ速くなっていきます。
その他、計算中の音楽を選ぶことができるなど、やる気を起こさせる工夫がされています。
参考:計算脳トレHAMARU(Apple Store/Google Play対応)[公式]
面積迷路
もう一つの算数アプリは、面積の問題を解くアプリ「面積迷路」です。
こちらも簡単な問題から、徐々にレベルアップしていきます。
このアプリの面白い点は、単に[縦×横]の計算式で面積を求めるのではなく、例えば面積と縦の値が出ているので、横の値を求めるといった、ひねった問題になっている点です。
制限時間を自動で計ったり、メモ(付箋)を貼り付けたり、さまざまな工夫がされています。
クイズやパズル、謎解きが好きな方にもおすすめです。
参考:面積迷路(Apple Store/Nintendo eShop)[公式]
地図アプリ「あそんでまなべる 日本地図パズル」
次に、地図の暗記に役立つ「あそんでまなべる 日本地図パズル」をご紹介します。
日本の白地図に、できるだけ速く、都道府県をはめていきます。
漢字にはふりがながふられており、ボイスを押すと読み上げてくれます。
トレーニング、ベーシック、エキスパートと難易度設定があり、境界線の有/無や県名表記の有/無が選べます。
参考:あそんでまなべる 日本地図パズル(Apple Store/Google Play対応)[公式]
語学アプリ「Duolingo」
語学アプリ「Duolingo」は、英語だけでなく、さまざまな外国語が学べます。
小学生の娘も実際に使っていますが、初心者から安心して学べるようにつくられているので、小学生のお子さんも使うことができます。
開始するにあたって、さまざまな質問に答えたり、クイズをすることで、自分のレベルに合った難易度やコース(例えば、1日5分など)を選ぶことができます。
このアプリでは、単語や文法、リスニングなど、さまざまな形で英語を学んでいきます。
子どもと一緒にやっても楽しいですよ!
参考:Duolingo(Apple Store/Google Play対応)[公式]
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家庭で総合的に学べる勉強アプリ
最後に、学校の授業の補足や、塾に通うことが難しい場合に使える勉強アプリをご紹介します。
NHK for school
このアプリでは、NHKの教育番組をアプリ内で見ることができます。
国語、算数、理科、社会の主要4科目だけでなく、生活や音楽、家庭まで幅広くあり、自分に必要な学年や教科、単元を選ぶことができます。
短い時間で学習の内容を分かりやすく理解できますし、学校を休んだときなど、授業の内容を補足したいときに役立ちます。
また、例えば「特活」では「子ども安全リアルストーリー」といって、子どもの身近な危険について学ぶ動画があり、「総合」にはプログラミング学習の番組があるなど、幅広い学びがあります。
これらは調べ学習や自学にも使えますよ!
参考:NHK for school(Apple Store/Google Play対応)[公式]
公式サイト|公式アプリ
スタディサプリ 小学講座
最後に、「スタディサプリ 小学講座」をご紹介します。
こちらは、有料で、スマートフォン/タブレットで授業動画を見ることができます。
専用の授業テキストもあり、自分でPDFをダウンロードすると無料ですし、有料テキストを購入することもできます。
家にいながら専門の先生の授業を見ることができますので、塾の送り迎えが難しい方や塾に行く時間のない方におすすめです。
基礎/応用が選べることや、一つの授業が15分なので集中が続きやすい点も魅力です。
弱点のところは学年をさかのぼったり、得意なものはどんどん先取り学習をしたりと、子どもに合った学習ができます。
※料金等は必ず公式のホームページでご確認ください。
参考:スタディサプリ小学生講座(有料) (Apple Store/Google Play対応) [公式]
勉強アプリはルールを守って、楽しく学ぼう!
正しい使い方・ルールを守れば、勉強アプリにはメリットがたくさんあります。
計算や図形などのつまずきがちなものも、アプリなら楽しく学ぶことができます。
子どもの性格や学習進度に合わせて、活用してみてください。
※この記事は2022年12月に書かれています。ここにご紹介しているアプリも2022年12月現在の情報です。
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ママライタープロフィール
小学5年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
厳選した蔵書は300冊以上の絵本マニア。