幼稚園や保育園のお泊まりは子どもにとって初めての経験。
ママやパパから長時間離れて過ごすため、親子ともに不安がいっぱいですよね。
しかし、子どもがぐんと成長できる貴重な機会です。
今回はお泊まり保育の活動内容やスケジュール、持ち物を紹介します。
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ママライタープロフィール

高2の長男を筆頭に3児を子育て中のママです。(※原稿執筆時)
毎日お弁当作りをしているので、時短&簡単レシピに興味があります。
趣味はフルート。もう少し子育てに余裕ができたら、以前習っていたフルートのレッスンを再開したいです。
お泊まり保育とは
お泊まり保育は新しいクラスの生活リズムに慣れてきた、7月〜8月にかけて行われることが多いようです。
ここではお泊まり保育をおこなう目的を説明します。
お泊まり保育の目的
お泊まり保育の目的は園によってさまざまですが、主に以下のようなことを目的として行われるようです。
- 自立心の向上
- 規則正しい生活習慣をつける
- 協調性を育てる
親と離れて過ごすことで自立心を育み、決まったスケジュールに沿った生活を通して規則正しい生活習慣を学びます。
また、お友達とお互いに協力し助けあいながら活動をおこなうことで、仲間意識が芽生え協調性が育つように。
さらに先生やお友達との絆が深まり、楽しい想い出作りの場としての役割もあります。
対象年齢
食事や入浴、トイレなど、基本的な身の回りのことが自分でできるようになる、5歳児(年長さん)を対象としておこなわれます。
園によっては、年長さんより下の学年でおこなっているところがあるようです。
また、お泊まり保育の間、先生がずっと1人の園児に付いておくのは難しいため、ある程度自分でできることはしなければいけません。
事前に不安を解消するためにも、1人でもできるように自宅で練習しておくのもおすすめです。
宿泊場所
園内もしくは園外の宿泊施設へ行くなど、園によって異なります。
日数は一般的に、1泊2日のスケジュールで組まれることが多いようです。
コロナ禍では宿泊施設から園内に変更したり、宿泊をせず日帰りにしている園もありましたが、少しずつ以前のようにお泊まりするところも増えています。
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お泊まり保育 活動内容
お泊まり保育では、日頃の保育生活では体験できない内容を盛り込んだスケジュールを組みます。
具体的にどのような活動をするのか説明しましょう。
水遊びやゲーム
7〜8月の暑い時期だからこそできる、水遊びやプールで楽しみます。
遊んだあとのスイカ割りやかき氷のおいしさは格別です。
宿泊施設へ行く場合、川遊びで虫や魚を探したり、自然の魅力を感じながら植物を探していくスタンプラリーなど、園外ならではの体験を取り入れているところも。
また、宝探しや伝言ゲームなど、みんなで協力しておこなうゲームもします。
手作り体験
お泊まり保育では、日頃取り組むことができないことにチャレンジできる絶好の機会です。
なかでも、手作り体験は人気で、子どもたちの目もキラキラしています。
はんごう炊飯でご飯を炊いたり、野菜をカットしてカレーを作ったり、棒に生地を巻いて焼くパン作りやピザ作りなどの料理体験、そして自然探索をして拾ってきた落ち葉でしおりやキーホルダー作りなど、ワクワクするような体験ばかりです。
しおりやキーホルダーは、お泊まり保育の想い出として持ち帰ることができます。
キャンプファイヤー・花火
夕食後には子どもたちのお楽しみイベント、キャンプファイヤーや花火があります。
たき火を囲んで歌ったり踊ったり、先生やお友達みんなで過ごす時間は、いつもと違った雰囲気で特別な空間です。
すっかり暗くなった頃には手持ち花火をしたり、吹き出す花火やナイアガラ花火などを鑑賞して楽しみます。
夜空にキラキラと輝く花火は、子どもたちのすてきな想い出として記憶に残ることでしょう。
お泊まり保育のタイムスケジュール
お泊まり保育のスケジュールは、ねらいや目的、活動場所などを考えて組みます。
1泊2日でおこなう場合は1日目に主な活動内容を取り入れ、2日目は午前中で解散するという流れが多いようです。
実際は園ごとに異なりますが、以下でスケジュールの一例を紹介します。
園内でする場合 | 園外へ行く場合 |
【1日目】
| 【1日目】
|
【2日目】
| 【2日目】
|
お泊まり保育の持ち物
事前に配布されるプリントやしおりを見て持ち物を準備します。
準備をする際は子どもと一緒にバッグに詰めて、どこに何があるかを把握できるようにしましょう。
持ち物は中身が見えるファスナー付きの透明な袋にまとめて、袋に持ち物の名前をペンで書いておくと、わかりやすいようです。
以下は持ち物の一例です。
- タオル
- 洗面道具
- 下着
- パジャマ
- 着替え
- 水着
- サンダル
- ビニール袋
- お弁当(宿泊施設に行く場合)
- 水筒
- 帽子
その他、予備の着替えや体温調節できる上着が必要な場合があります。
お泊まり保育で心配なこと
初めてのお泊まり保育、参加するにあたり親子で心配なこともあるかと思います。
わからないことや不安な点があるときは、先生へ相談をして解決しておくようにしましょう。
心配①食物アレルギーに対応しているのか
子どもに食物アレルギーがある場合、宿泊先での食事はどうするのか心配な点です。
アレルギー調査の用紙が配布されるので、配慮してほしいことを記入して忘れずに提出してください。
特に園外へ行く場合は、基本的に宿泊先が用意した食事を利用するため、出されるメニューの原材料を確認しておく必要があります。
また、緊急時の対応を担任の先生と事前に打ち合わせをしておきましょう。
心配②お風呂で体を洗えるか
お泊まり保育では自分で体や頭を洗わなければなりません。
いつもママやパパが洗ってあげている場合は、事前に練習を兼ねて自分で洗う練習をさせておいてください。
特に髪が長い子どもは十分に洗い流せなかったり濡れた髪の毛の扱いに慣れていなかったりします。
先生が1人ひとりに時間をかけて対応できないこともあるため、可能なら自分で洗える長さにカットしておくのもおすすめです。
心配③おねしょをしないか
夜のトイレ問題も心配な点ではないでしょうか。
いつもと違った環境で寝泊まりするため、普段より緊張しておねしょをしてしまうことも考えられます。
心配な場合は、夜中にトイレへ連れて行ってもらう、おねしょシートを布団に敷いてもらうなど、先生へおねしょ対策を相談しておくと良いでしょう。
年長さんになると子どもが恥ずかしがることもあるため、周りのお友達に見つからないように対処してもらいたい旨を事前に伝えておいてください。
心配④飲み薬や塗り薬はどうするのか
お泊まり保育に持参する飲み薬や塗り薬の取り扱いは、園より事前に説明があるので確認しておきましょう。
宿泊時に薬を飲む必要がある場合は、配布された書類に記入して提出します。
園によっては医師から処方された薬で投薬指示書があるものしか対応できないことがあるため、早めに確認をして準備をしましょう。
また、持参する薬の管理方法や緊急時の対応も確認が必要です。
できれば、子どもにも飲み方や管理の仕方を教えておいてください。
まとめ:お泊まり保育は子どもが成長するチャンス!
お泊まり保育はワクワクする反面、初めてのことで親子ともに不安がいっぱいです。
事前にどのようなことをするのか知ることで、対処方法や先生に伝えておく点などが明確になり、心の準備ができます。
ご家庭でもお泊まり保育の話を折に触れて話すことで、子どもの緊張もほぐれていくのではないでしょうか。
また、安全に楽しく過ごすためにも、アレルギーや体調面、その他心配なことなどは、先生へきちんと伝えておくことが大切です。
親から離れて過ごす貴重な体験は、園生活のすてきな思い出の一つになることでしょう。
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