保育園の入園前に面接はある?聞かれる内容や最適な服装とは?

保育園の入園前面接

認可保育園では、基本的に入園申し込みの際に個別面接が設けられていることは少ないでしょう。

また、面接があっても、一部の例外を除けばそれが入園の合否に繋がる可能性はあまりありません。

保育園内定後には、子どもの様子を詳しく知るために面談が設けられていることが多いでしょう。

今回は、入園申し込みの際にある個別面接から、入園前の面談で聞かれる内容や最適な服装、注意点や準備するものについて解説します。

\ 子どもの成長に合わせてお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

保育園の入園前の面接は合否に影響する?

保育園の入園前の面接

国が定めた基準に基づいて自治体に認可を受けている認可保育園では、自治体によって選考が行われます。

基本的に、申し込み時に提出する必要書類をベースに、保育園利用の必要がポイント化されます。

基準に照らし合わせ、入園希望者が多数いる場合は点数の多い家庭が選ばれる仕組みです。

幼稚園のように親子の面接が個々の保育園の合否につながることはあまりありません。

ただし、書類選考の他に、内定前か内定後のいずれかに一斉面接を実施する自治体があります。

また、引っ越しなどによって年度途中に入園する場合は、面接が行われることが多いでしょう。

さらに、入園希望者が多数いて当選・落選の基準に同じ点数の家庭があると、面接の内容によって結果が考慮される可能性もあります。

面接の際には申し込み書類で申請した内容を的確に伝えられるように、書類のコピーを確認してから臨む必要があるでしょう。

一斉面接の場合は何を聞かれる?

京都市の例を参照すると、保育利用申し込みを行った保護者全員に対して一斉面接が行われます。

面接は、希望の保育園の申し込み状況に関する情報や、提出した書類の内容確認、個別の事情がある場合の相談などを目的として実施されます。

また、一斉面接の対象者は、申し込みが殺到して利用調整対象となることの多い1歳児~3歳児とされています。

面接中は、希望する保育園の申し込み状況を教えてもらい、受け入れ枠に限りがある場合は他の申し込み可能な保育園を案内してもらえることがあるでしょう。

さらに、提出済の書類について内容を確認し、不備がある場合は訂正します。

発達や持病で面接が必要な場合も

中には、発達具合や行動などの面で不安がある場合もあるでしょう。

なかなか言葉を話さない子どもや、食物アレルギーのある子ども、特別なケアが必要な子どもなど事情はさまざまです。

保育園では子どもの状況を把握するために発達や持病などを抱える子どもについて、個別に面談を実施することがあります。

また、預ける際の月齢が早い場合にも、子どもの様子を把握するために面接が行われることがあります。

子どもの発達状況や健康状況を細かく把握してもらえる機会なので、面接を通して不安な点や疑問に思っていること、要望などを伝えておくと良いでしょう。

保育園申し込み時の面接の質問内容は?

保育園を申し込む際の面接では、希望保育園についての確認が行われます。

希望保育園に入園希望者が多い場合は、その他の希望可能な保育園について情報を得られることがあるでしょう。

申し込み書類に基づいて、具体的な入園希望の理由を聞かれます。

父母の勤務時間や休日など、勤務状況を説明し、育児休暇を取得している場合は復職日を伝えましょう。

また、家庭環境について、祖父母と同居や近居があるかどうか、祖父母に預かってもらえる可能性があるかどうかなどを確認します。

家族構成や既に保育園に通っている兄弟の有無なども聞かれます。

さらに、子どもの成長具合や生活パターンなど現在の保育状況、障害やアレルギーの有無などの健康状態は重要なポイントです。

特別なケアが必要な場合や不安がある場合は、面接中に伝えておきましょう。

\ 子どもの成長に合わせてお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

入園前の親子面接(面談)

入園前の親子面接

保育園では、入園前に親子面談の機会が設けられていることが多いでしょう。

ここでは、入園予定の保育園に確定した場合に行われる親子面談について解説します。

入園前面談の目的

入園後に子どもがスムーズに環境に慣れて生活できるように、保護者と保育園の間で情報交換をします。

合否を決めるための場ではありませんが、稀に特別な事情で内定が取り消しになってしまうこともあるようです。

基本的には、子どもの状況や家庭環境などの情報を保護者と担当者の間で共有し、子どもの生活をバックアップするための準備の場と考えておきましょう。

最適な服装や持ち物は

スーツなどのかしこまった服装で行く必要はありませんが、重要な面接であることは変わりないので清潔感のある格好を心がけましょう。

保育園では上履き・下履きを分けていることが多いため、脱ぎ履きしやすい靴で行くと便利です。

素足ではなく、靴下やストッキングを履いて社会人としてマナーのある服装で行くと、保育園側にも好印象を抱いてもらえるでしょう。

書類を持参したり資料を受け取ったりすることがあるため、A4サイズを収納できるバッグやサブバッグを持って行くのがおすすめです。

持ち物として、筆記用具やスリッパ、母子手帳、その他に指定された書類などを準備しましょう。

両親の勤務先の情報が必要になる場合もあるため、会社の住所や電話番号などを控えておくと安心です。

保育園面談で聞かれる内容

保育園面談では、子どもの生活リズムや成長具合などについて細かく聞かれます。

起床時間や就寝時間、お昼寝の時間や長さなどの睡眠状況や、食事の時間、好きなものや嫌いなもの、アレルギーの有無などを詳細に伝えます。

排泄の状況や習慣についても確認があります。

また、家庭での過ごし方や好きな遊び、子どもの性格などについても伝えます。

入園してからの送迎時間や両親の勤務状況、通勤時間も重要な確認事項です。

この他に、自分から伝えておきたい事情がある場合はメモして準備しておきましょう。

保育園面談で確認しておくと良いことは?

保育園では、子どもが新しい環境に少しずつ慣れていけるように、準備期間として慣らし保育が設けられていることがあります。

保育園によって慣らし保育の有無やスケジュールが異なるため、面談中に詳細を確認しておくと良いでしょう。

また、保育園に通う際の持ち物や服装について質問しておくとスムーズです。

動きやすく着脱しやすい服装が基本ですが、保育園から特別な指定やアドバイスがある場合は入園準備に役立ちます。

その他に、入園までに家庭で準備できることがあるかどうかを聞いてみるのがおすすめです。

地域や園によって内容も実施方法も異なる

地域や園によって面談内容も実施方法も異なる

保育園の面談の有無や時期・内容は、自治体や園の方針によって異なります。

入園に至るプロセスや面談の詳細は、住んでいる地域で確認しておくと良いでしょう。

引っ越したばかりの土地で知り合いがいなかったり勝手がわからなかったりする場合は、保育園や自治体の窓口に直接相談してみるのがおすすめです。

電話で問い合わせたり見学時に聞いてみたりすると、詳しく教えてくれ不安が解消できるでしょう。

まとめ:困ったら相談を

保育園では面接や面談が実施されることがありますが、希望の確認や家庭状況、子どもの状況を把握する目的で導入されているケースが多いでしょう。

面接に呼ばれた場合は気負い過ぎず、子どもが保育園で充実した生活を送るためのステップと考えて臨むのがおすすめです。

入園が決まったあとの面談では、保育園の様子や対応がわかり、入園準備の良い機会にもなります。

また、面談では保育園と良好な関係を築いておくことで、入園した後にも相談しやすくなりますよ。

\ 子どもの成長に合わせてお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは