日本海のほぼ中央に位置し、文化財や景勝地に恵まれている石川県。子育てをするにあたり、どのような制度や施策があるのでしょうか。
この記事では、石川県で子育てをする際に知っておきたい県の取り組みや、石川県ならではの取り組みを4つピックアップしてご紹介します。
これから石川県で子育てをする予定のある方、今まさに子育てをされている方は、ぜひ読まれ参考にしてみてください。
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他県と少し違う特色もあり、多世代との交流も図れる!石川県の子育て支援制度
親子交流授業・赤ちゃん登校日
石川県では、児童・生徒と小さな子どもの交流事業を行っており、「ファミリーバンク」という交流事業協力グループをいしかわ結婚・子育て支援財団と共に運営しています。
交流事業は主に「親子交流授業」と「赤ちゃん登校日」の2つで、「親子交流授業」は高校生向けの授業として大体0~3歳の子どもとその父母との交流を行います。
数名ずつの生徒グループにつき1組の親子が交流を行い、当日は一緒に遊んだり、質疑応答したりという活動を行います。
「赤ちゃん登校日」は小・中・高校生向けの授業です。
生後5ヶ月前後の赤ちゃんとその父母1組につき、1人の児童・生徒がペアになり交流します。
いずれも保育体験事業ではなく、「親子交流授業」は子育てに関心を持ってもらうこと、「赤ちゃん登校日」は交流を身近な人との関わりに活かすことを目的に行われています。
参考:ファミリーバンク(《公財》いしかわ結婚・子育て支援財団)
プレミアム・パスポート
プレミアム・パスポート(以下、プレパス)は、協賛店で提示すると商品割引などの各種サービスが受けられる、子育てを応援する取り組みです。
石川県では、妊娠中の子を含む満18歳未満の子どもが2人以上いる家庭にプレパスを交付しています。
プレパスの交付には申請が必要で、子育てにやさしい企業推進協議会や各市役所・町役場の窓口ほか、下記公式HPからも申請書の入手が可能です。
申請は無料で、申請書の他に住民票や母子手帳の写しが必要な場合があります。プレパスは2子世帯用・3子以上世帯用でデザインが異なり、申請書が各窓口に到着してから約3週間で発送となります。
「2018プレミアム・パスポート事業 利用者アンケート」では、プレパスを「よく利用している」「ときどき利用している」が回答者全体の83.5%を占めるなど、広く使われていることがわかります。
他県同様、協賛企業の一覧が下記公式HPから見られるので、気になる方はぜひ確認してみてはいかがでしょうか。
参考:プレミアム・パスポートとは(子育てにやさしい企業推進協議会)
チャイルド・プレミアム
石川県では毎月19日を「県民育児の日」と定めています。
この日に1人以上の子どもと同伴で協力店を利用すると、各種割引や特典を受けられる取り組みが「チャイルド・プレミアム」です。
この取り組みは、協力店が子育て応援サービスの提供などを行う「いしかわエンゼルマーク運動」の一環です。
他にも、子育て世帯が外出しやすい環境づくりやお得なサービスを提供する「親子ウェルカム活動」、各自治体や町内会などと連携し、親子や子ども向けのイベントを企画・実施する「地域で子育て応援活動」などが行われています。
参考:チャイルド・プレミアムとは(子育てにやさしい企業推進協議会)
しあわせのいえ
子どもから子育て世帯、高齢者まで、幅広い年齢層を対象とした世代間交流の取り組みを多数実施している施設「しあわせのいえ」。
さまざまな世代の方と触れ合うことで、世代間の人間関係を育むことを目的としています。
ヨガやハーモニカ、ハンドメイドなどさまざまなイベントが催されており、参加費が無料のものもあります。
スタッフとしてベテランのお母さんが常駐している「子育てはっぴーるーむ」では子育て相談も可能。
子どもだけでの利用はもちろん、親子で遊びに行くのも楽しいかもしれません。
参考:しあわせのいえ(公益社団法人いしかわ結婚・子育て支援財団)
さまざまな世代との交流の機会が多い石川県
「チャイルド・プレミアム」「プレミアム・パスポート」など、他県同様の取り組みも押さえつつ、「毎月19日に実施する」などの特色も出している石川県。
「親子交流授業・赤ちゃん登校日」「しあわせのいえ」など、子育て世代以外の方との交流をうながす取り組みが多いのも特徴的です。
県内の取り組みをご紹介しましたが、各自治体によっても独自の取り組みを行っている場合があります。
詳しくは、お住まいの自治体の公式HPをご確認ください。
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