ピニャータはハロウィンやクリスマス、誕生日などのイベントを盛り上げるアイテムとして近年注目されています。
ピニャータは市販もされていますが、身近な材料を使って自分でも作れるのが魅力です。
ピニャータの基本の作り方やとても簡単な作り方、吊り下げ方、遊び方、中に入れるもののおすすめなどを詳しく紹介します。
ピニャータとは?
ピニャータ(piñata)とは、メキシコ、中南米が発祥の紙製のくす玉で、子どもの誕生日やクリスマス時期などのお祝いに使われます。
ピニャータの中にはお菓子などが詰め込まれており、上から吊るしたピニャータを目隠しをした子どもたちが棒で叩き割って遊びます。
日本では誕生日パーティーなどの雰囲気を盛り上げるためのイベントとして用いられるほか、たくさんのお菓子がもらえることからハロウィンのアクティビティとしても使われることが多いです。
基本のピニャータの作り方
メキシコにはピニャータ専門店があり、日本でも市販品を購入できます。
しかし、ピニャータは大きくてかさばること、一度で割って壊してしまうこともあり、手作りがおすすめです。
簡単にできる作り方を詳しく紹介します。
ピニャータは1日でも作れますが、乾かす時間を考慮して使う3日前くらいから準備を始めると安心です。
作るモチーフを決める
ピニャータにはさまざまな形があります。
ディズニーなどのキャラクターものや馬などはピニャータとして定番ですが、初心者が作るには難易度が高いです。
初めて作るのなら、丸い形が作りやすくおすすめです。
ハロウィンのイベントで使うなら、かぼちゃ、モンスター、おばけ、ボールなどのモチーフが作りやすいでしょう。
星型もピニャータの定番でおすすめです。
子どもが好きなものや色、パーティーが盛り上がりそうなモチーフを決めてから材料を揃えましょう。
必要な材料や用具を揃える
ピニャータの土台には、空気の抜けるビーチボールや風船を使います。
土台の上に貼る地の紙として新聞紙や半紙、チラシ、プリント用紙などを用意しましょう。
飾りには色画用紙や折り紙、花紙などを使います。
ほかに、ピニャータ作りに必要な用具は、はさみ、ひも、でんぷん糊や小麦粉と水を溶かした小麦粉糊、洗濯糊など、糊を入れるボウルやトレイ、刷毛、キリ(穴開け用・はさみでも代用可)、ガムテープなどです。
【1】下地づくりからスタート
まずは、下地づくりからスタートしましょう。
膨らませた風船やビーチボールの上に半紙や新聞紙を貼っていきます。
でんぷん糊や小麦粉を水に溶いて作った糊をボウルやトレイに入れて、ちぎった紙を浸してひたすら貼っていきましょう。
隙間なく貼れたら紐を取り付けて風通しの良い場所で乾燥させます。
しっかりと乾いたら、強度を高めるためにちぎった紙を貼って乾かす作業をあと2セットおこないましょう。
しっかりと乾かしてから次の紙を貼るので、この工程にはじっくり1〜2日はかけます。
【2】仕上げとデコレーション
土台が完成したら、次は仕上げとデコレーションをします。
作りたいモチーフに合わせて色画用紙や色紙を使ってデコレーションしたりペンで絵を描いたりしましょう。
シールやテープなどを貼るのもおすすめです。
紙に切り込みを入れてフリンジのようにして貼ると、本場っぽい仕上がりになり、形が少しいびつになった場合も上手に粗が隠せます。
【3】穴を開けて紐を通して完成!
土台とデコレーションした部分がすべてきちんと乾いたら、キリで穴を開けて中のボールの空気を抜くか風船を割って取り出しましょう。
縁をきれいにはさみでカットして、縁にガムテープを貼って補強しましょう。
縁のガムテープにキリで2ヵ所穴を開けて、吊り下げられるようにひもを通します。
中にお菓子など好きなものを詰めましょう。
上は開けたままでも構いませんが、お菓子を入れたあとは蓋をして糊付けにしても中身がこぼれ出てしまわないので良いです。
【簡単】ピニャータの作り方
上で紹介した方法で自分でピニャータを作るには準備の時間が足りない、大変すぎるなと感じる方は、もっと手軽にできる方法を紹介しましょう。
ハロウィンの時期に100円ショップなどでも見かけることができる提灯やバケツのような入れ物を使ってピニャータを作れます。
提灯にはカボチャのおばけのほか、黒猫やおばけなどさまざまな形があるので、いろいろな種類を揃えてみても楽しそうです。
バケツなら上から、提灯なら下からお菓子を入れて、紙などで穴をふさげば即席ピニャータができます。
家にある紙袋に好きな飾りを付けるのも手軽にできるおすすめの方法です。
ピニャータの遊び方と注意点
ピニャータを作ったら、パーティーのイベントとして楽しみましょう。
ここからは、ピニャータの遊び方と注意点をまとめて紹介します。
吊り下げる方法は?
家の庭に木があるなら、ピニャータのひもを木に引っかけて吊るすことができます。
家の中だと、部屋や柱にフックがあるなら吊り下げられますね。
もし、周囲に木がなく、家の中にも吊るせるような場所がない場合は、物干し竿や突っ張り棒などを使って代用できます。
ピニャータのひもを物干し竿や突っ張り棒などに通して、大人が左右から持つと良いです。
棒にひもを通しただけだと叩くたびにピニャータが動いて割れにくいので、ガムテープでひもと棒を固定しましょう。
叩き方とルール
ピニャータを叩く棒は子ども用のプラスチック製バットやおもちゃの剣などで代用できます。
手作りする場合は、新聞紙を丸めたりラップの芯をつなげてビニールテープで装飾したりしても良いです。
ピニャータを誕生日会などでするときは主役の子どもから、ハロウィンやクリスマスパーティーなら小さい子どもから順に叩くようにします。
叩く回数は1人3回までなどと決めておきましょう。
また、なるべく全員が叩けるように、状況を見ながら大人が調整します。
目隠しをしておこなう場合は、スイカ割りと同じように3回回ったあと、周りの声かけガイドに従って叩きに行く方法が定番です。
ピニャータをあまり頑丈に作りすぎてしまうと割れにくくなるので注意しましょう。
なかなか割れない場合は、底の部分に切り込みを入れると割れやすくなります。
中に入れるものおすすめと注意点
ピニャータを叩くと中に入れたものが落ちてくるので、割れにくく床を傷つけないもの、散らかりにくく軽いものを選ぶことがポイントです。
衛生面も考慮して個包装になったものを選びましょう。
キャンディやチョコレート、ラムネ、マシュマロあたりが定番です。
お菓子が定番ですが、壊れにくいものであれば小さなマスコットの人形やおまけ、おもちゃなどもピニャータの中身に向いています。
まとめ:ピニャータはパーティーで活躍!
ピニャータは簡単なものでも作るのにはそれなりの手間と時間がかかります。
ただ、パーティーでの演出としてとても盛り上がり、叩いて割ると中からお菓子がたくさん出てくることから、子どもの喜ぶ顔が見られます。
誕生日やハロウィン、クリスマスなどのイベントの思い出作りにぜひ挑戦してみてくださいね。
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