フリースクールとはどんな学校のこと?授業内容や特徴についてご紹介

フリースクールとはどんな学校のこと?授業内容や特徴についてご紹介

不登校の子どもの居場所の一つである、フリースクール。

聞いたことはあっても、施設での生活や勉強のことなど具体的な内容までは知らない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、フリースクールの一般的な内容や特徴を詳しく解説します。

子どもを通わせてみようと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

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フリースクールとは?どんな学校なの?

フリースクールとは?どんな学校なの?

まずはフリースクールの概要や全国にどのくらいあるのかなど、基礎知識をみていきましょう。

フリースクールと深く関わりのある不登校者の人数なども併せて紹介するので、参考にしてください。

フリースクール

日本では、教育機会確保法という法律によって、学校外でも多様な学び方ができる機会を提供することを法律で定めています。

不登校になってしまった子どもでも、それぞれの能力に応じた教育機会と、自立的に生きるための基礎を学ぶ権利があるということです。

不登校の生徒・児童に教育機会を与えてくれるものの一つとして、全国で民間が運営しているフリースクールがあります。

フリースクールとは簡単にいうと、主に不登校の子どもの学習活動や多様な体験活動をサポートする場所です。

親子に対する教育相談などもおこなっている施設や団体もあります。

フリースクールは基本的に民間施設であるため、団体・施設によって規模や活動内容が異なることが特徴です。

また、各地域に必ずあるわけではなく、費用も各団体によってバラバラなので、事前のリサーチが大切なポイントとなります。

全国にどのくらいある?

2015年8月5日発表の文部科学省の実態調査によると、フリースクールに分類される民間施設は全国に474ヵ所あり、少なくとも4,196人が通っていることがわかっています。

都道府県別にみると、東京都の54ヵ所、神奈川県の45ヵ所を筆頭に、首都圏に多い傾向です。

一方で、岩手県、群馬県、石川県、福井県、高知県では1ヵ所と、都道府県によって設置数にバラつきがあることもわかりました。

気になる授業料は、全国平均で月3万3,000円程度。

入会金を設けている施設も多く、こちらの平均は5万3,000円程度となっています。

参照:文部科学省|小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査

不登校者が増えている?

2021年10月31日に発表された文部科学省の統計によると、不登校の小・中学生の人数は全国で196,127人、高校生が80,527人となっています。

不登校の児童・生徒は2001年頃から増加し続け、2021年には過去最多数を記録しました。

岡山県では、2018年に前年度よりも不登校者が525人増加するという、急激な増加も見られました。

岡山県に関しては小学校と高校において、千人あたりの不登校者数が全国平均よりも高い結果も出ており、教育委員会が学校や専門家との連携を図っているようです。

参照:文部科学省|令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

フリースクールの特徴は?

フリースクールの特徴は?

フリースクールに入学するにあたって、必要な入学試験や資格はあるのか、学費についても紹介します。

ここでは全国平均や一般的なフリースクールをもとに紹介しますが、カリキュラムや費用などは団体によって異なるため、参考程度にチェックしてみてください。

クラス構成やカリキュラムは?

フリースクールは一般的な学校と異なり、細かいカリキュラムや学習内容が設定されていないことが多いのが特徴です。

クラスも1学年ごとではなく、複数の学年の子どもが同じクラスになったり、個別指導がおこなわれたりすることもあります。

また、フリースクールは毎日通うことを強制しないことが多く、その日に何をするかも基本的には自由。

勉強をするための場所というよりは、学校に代わる安心できる居場所であったり、他の子ども達とのコミュニケーションの場であったりする要素が強いでしょう。

昨今では、オンライン学習を取り入れているフリースクールも増えています。

入学試験や資格はある?

フリースクールに入会する際に、入学試験や資格を求めない団体がほとんどです。

不登校というデリケートな問題を抱える親子が、安心して相談したり、通えたりする居場所としての意味合いが強いため、学力はそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。

学費はどのくらい?

2015年8月5日発表の文部科学省の調査によれば、月額利用料は全国平均で3万3,000円程度です。

内訳をみると、全体の約38%の団体・施設が1〜3万円、約36%の団体・施設が3〜5万円としています。

会費は施設の場所や内容によっても異なるため、費用については気になる団体や施設をいくつかピックアップしたうえで比較してみると良いでしょう。

また、場所が遠ければその分交通費も多くかかるため、全体の費用を考える際は交通費についても考慮しておくと安心です。

義務教育との連携はどうなる?

フリースクールに通う場合、学校との連携や出席について気になる方も多いのではないでしょうか。

小・中学校の義務教育期間中の場合は、地域の各学校に籍を置いたまま、フリースクールを利用することになります。

フリースクールへの出席を学校側が出席と認めてくれた場合は、出席日数としてカウントされます。

校長の判断によるため、学校側とよく相談するのが大切です。


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フリースクールの授業内容は?

フリースクールの授業内容は?

フリースクールと一口にいっても、施設によってどのような内容を中心としていくかの姿勢は異なります。

ここでは、フリースクールの主な3つのタイプについて、それぞれの特徴を紹介します。

個別指導中心のフリースクール

フリースクールの形の一つに、学習支援に力を入れた個別指導中心のものがあります。

学校の授業に沿った内容にこだわらず、個々のレベルにあった学習を支援してくれるため、基礎学習の定着はもちろん、受験に役立つ対策もおこなえることが特徴です。

個別指導型は、学習塾のようなイメージととらえると良いでしょう。

オルタナティブスクール

公立や私立の学校以外の選択肢として利用できるオルタナティブスクールも、フリースクールの一つです。

オルタナティブスクールは日本では明確な定義はなく、フリースクールとは別のものとして扱われることもあります。

一般的にオルタナティブスクールは、運営する団体や施設によって教育理念がはっきりしていることが多く、シュタイナー教育やサベトリー教育が代表例として挙げられます。

子どもの個性を尊重したい保護者や、日本の教育に賛同できない家庭の選択肢として選ばれているようです。

総合教育をするスクール

生きるための総合的な力を身につけることを目的としたフリースクールもあります。

東京都に開校された「花まるエレメンタリースクール」では、カリキュラムに通常の学校と同じ教科を取り入れながら、「自ら考え自分で決定し行動に移す」という高い自主性を持った子どもを育むことを目標としています。

授業にディスカッションやディベートなどみんなで話し合う機会を設けていることも特徴です。

このように、不登校の子かどうかに関わらず、子どもの才能と可能性を引き出すことに重点を置いているフリースクールもあります。
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まとめ:気になったら資料請求や見学を

フリースクールは住んでいる地域によって通える施設が限られ、通学距離や費用、教育内容なども異なります。

フリースクールに通うことを検討するなら、まずは住んでいる地域から通えそうなフリースクールをピックアップし、我が子に合いそうな団体施設が見つかれば、資料請求や見学から始めてみてはどうでしょうか。

不登校で悩んでいる場合は、子どもが安心して過ごせる居場所が見つかることを願っています。

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