小学校でプログラミング教育が導入されるようになり、習い事としても関心が高まるプログラミング。
「小学校でプログラミング教育が始まったけれど、何をやっているか分からない。」
「家で子どもがプログラミングアプリを使っているけれど、何をしてるの?」
「小学生の習い事の上位にプログラミングが入っているから、習わせてみたい。」
このように、「プログラミング(教育)」という言葉は知っていて、関心はあるけれど、やったことがないから分からない……という方も多いと思います。
そこで、プログラミング未経験ママと、現在小学校でプログラミング教育を受けている小学5年生の娘が、代表的な3つのビジュアルプログラミング、Viscuit(以下、「ビスケット」と呼びます)、Scratch(以下、「スクラッチ」と呼びます)、Springin’(以下、「スプリンギン」と呼びます)を実際に体験してみました。
「ビジュアルプログラミング」とは、絵やブロックなどで視覚的にプログラミングをおこなう、プログラミング法です。
体験した3つのビジュアルプログラミングは、小学生から使えるプログラミングとして幅広く活用されています。
今回は、比較のために、それぞれのビジュアルプログラミングで「ネコが魚を捕るゲーム」を作ってみました。
なるべく条件をそろえるために、同じタブレット(わが家はiPad)に、ビスケットとスプリンギンのアプリをダウンロードしました(スクラッチはブラウザ上で使います)。
3つ全て、無料で利用することができます。
関連記事:小学校プログラミング教育スタート!いつから?どんなことを学ぶ?必要な準備は?
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目次
小学1年生から楽しめるプログラミング Viscuit(ビスケット)
黄色い魚のアイコンがかわいらしい、ビスケット。
「コンピューターは粘土だ!!」というコンセプトのビスケットには、粘土遊びをするように、小さな子どもでも描いた絵をすぐに動かせるイメージがあります。
ビスケットでは、子どもが描いた絵を、「メガネ」と呼ばれる「書き換えルール」のなかに入れ、動かします。
小学1年生からできるプログラミング学習:海の生き物や、しゃくとりむしの動きを作る
娘の小学校では、1年生から「総合的な学習の時間」のなかで、デジタル教育もおこなわれています。
1年生のプログラミングの学習は、ビスケットからスタートしました。
ビスケットの授業では、海の生き物を描いて泳がせたり、しゃくとりむしの動きを作ったりしました。
ビスケットで「ネコが魚を捕るゲーム」を作ってみよう 「メガネ」がポイントのビスケット
はじめに、ビスケットで「ネコが魚を捕るゲーム」を作りました。
- ネコと魚の絵を描きます。
- 「メガネ」を出し、左右にネコを配置します(右側の絵は、ちょっと右に置く)。これでネコが動きます。魚も、ネコと同じように、プログラミングします。
- 最後に、ネコが魚を捕まえるように「メガネ」に配置し、プログラミングします。
- ネコが歩く音を付けたり、キラキラの魚を捕るとネコがキラキラになるなどの工夫をして、完成しました。
完成した作品を保存すると、公開されて誰でも自由に編集できる状態になります。
ただし、2ヶ月後には消えるので、気をつけてください(「じゆうにつくる ビスケット」を利用した場合)。

写真:筆者撮影
ツールが「メガネ」だけなので、ものすごい早さでプログラミングしました。
また、「メガネ」だけで、複雑にプログラミングできることに驚きました。
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世界中で大人気のプログラミング言語 Scratch(スクラッチ)
スクラッチは、世界中の子どもたちのために作られたコーディング言語であり、8歳から16歳向けにデザイン(「Scratchについて」より)されています。
スクラッチでは、命令ブロックをつなげて、プログラミングします。
タブレットのアプリには「スクラッチ・ジュニア」(5歳〜)があり、通常の「スクラッチ」はブラウザでスクラッチのWebサイトを表示することで、使うことができます。
小学3年生から6年生のプログラミング学習 ネコのゲームや計算ゲームを作る
娘の小学校では、3年生からスクラッチを学び始め、高学年になった現在もプログラミングの授業で使われています(学校ではPC使用)。
スクラッチの授業では、虫とバナナが落ちてきて、ネコがバナナを取ったらポイントが増え、虫を捕ったらゲームオーバーというゲームを作りました。
また、ネコが「○+△は?」と聞くので、正しい答えを打ち込むと「正解!」とネコが答える計算ゲームも作りました。
その他、多角形を描いたり、算数などプログラミング以外の教科にも使われます。
スクラッチで「ネコが魚を捕るゲーム」を作ってみよう 「ブロック」をつなげるスクラッチ
次に、スクラッチで、「ネコが魚を捕るゲーム」を作ってみます。
今回は、魚を捕るとポイントが増えるようにしました。
- スクラッチのネコと自分で描いた魚をそれぞれ配置します。
- ネコと魚、それぞれにコードを書きます。スクラッチで用意されている命令ブロックを使用します。
「動き」や「見た目」「音」「イベント」等、たくさんのブロックがあり、これをつなげていきます。 - 魚が落ちる速度を決めたり、捕った魚の数をカウントできるようにプログラミングして、完成しました。
スクラッチは、ファイルから「コンピューターに保存する」で作品を保存できます。

写真:筆者撮影
スクラッチでは、XY座標や速度の設定、変数の使用なども考えて、プログラムを組む必要があります。
わが家の場合は、自分が思うような動きにプログラムを組むのに時間がかかりました。
スクラッチはコーディングをしっかり学びたい子ども向けだと感じました。
プログラミング女子に大人気 Springin’(スプリンギン)
スプリンギンは、文字を使わず、直感的な操作で、オリジナルゲームや絵本などが作れる創造的プログラミングアプリです。
学校用に、Springin’ Classroom(スプリンギンクラスルーム)があり、「プログラミングできるスケッチブック」と表現されています。
対象年齢は4歳からなので、小学1年生からでも使えますし、特にお絵描きが大好きな小学生女子にも人気のプログラミングアプリです。
タブレットだけでなく、スマートフォンでも利用できる手軽さもあります。
参考:
Springin’(スプリンギン)
Springin’ Classroom
小学1年生から6年生までできるプログラミング学習 オリジナル絵本から楽器まで
娘の学校では、ITクラブで出前授業があり、節分の豆まきゲームを作りました。
スプリンギンは、国語でうごくオリジナル絵本を作ったり、理科の観察まとめを写真や動きを入れて作ったり、音楽の時間にオリジナルの楽器を作るなど、プログラミングの授業だけでなく、さまざまな教科のなかで活用されています。
スプリンギンで「ネコが魚を捕るゲーム」を作ってみよう 「属性」を設定して動かすスプリンギン
最後に、スプリンギンで「ネコが魚を捕るゲーム」を作りました。
- ネコや魚など、使いたいアイテムを描きます。お絵描きツールが充実しています。
- アイテムを画面上に配置し、プログラミングします。スプリンギンの特徴は、「属性」アイコンです。この「属性」をアイテムに設定することで動かします。
「属性」は、画面上に留める「ピン」や触ったら消える「消滅」など、たくさんの種類が用意されています。
その他、効果音作成ツールで効果音を作ったり、声を録音して加工することもできます。 - 最後に、ネコたちが会話したり、魚を捕ったらキラキラネコになるアニメを作りました。
作った作品はアプリ内の「マイワーク」に保存され、いつでも編集できます。
写真:筆者撮影
スプリンギンは直感的に作っていくので、簡単な動きであればすぐに動きますし、他の方の作品をみると、どうやってこんな複雑な作品が作れるのだろうと驚かされます。
娘はお絵描きが大好きで、アニメのように動かせるのが楽しいようです。
子どもの個性や「好き」に合わせて、プログラミングを選ぼう
実際に体験し、ビスケットとスプリンギンは小学1年生くらいから、スクラッチは小学5年生くらいから、楽しく学べると感じました。
今の子どもたちは、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスを上手に使いこなし、「粘土」や「スケッチブック」と同じ、遊びと学びのツールとして利用しています。
そう考えると、子どもに粘土好きやお絵描き好き、積み木好き、絵本好き……と個性があるように、プログラミング言語にも好みや適性が存在するはずです。
子どもの個性や「好き」に合わせた、プログラミング言語が選べるとよいですね。
夏休みに入り、習い事として、プログラミングの体験企画があると思います。
今回ご紹介した3つのビジュアルプログラミングや、ロボットやレゴを使ったプログラミングなどもありますので、ぜひみなさんも子どもと一緒に体験してください。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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ママライタープロフィール

小学5年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
娘の習い事はピアノとバイオリン。プログラミング教育に関心あり。
短時間で勉強を済ませるコツを研究中。

































