【大学職員監修】大学入学までに要チェック!親が知っておきたい手続き5選

もうすぐ大学への入学を控えた子どもをもつ親は生活費を工面したり、大学の入学手続きをしたりと忙しい毎日です。

政府広報オンラインによると2022年4月1日から民法が改正され成人年齢が18歳になったことで大学入学を控えるお子さんは一人で契約ができる年齢ではあるものの、資金面などまだまだ親のサポートが必要な場面があります。

この記事では、大学の入学を控えた子どもをもつ親が、子どもと一緒に準備できる5つの主な契約・申請手続きについて解説します。

・大学の入学手続き
・大学生活の生活費を見積もる
・賃貸マンションなどの住居手続き
・奨学金や助成金の申請手続き
・学資保険で必要な手続きを確認

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、お部屋探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。

「子どもの進学先のお部屋を探したい」「土地勘がなくてお部屋探しが不安」という方はぜひご活用ください。

\ 大学生の子どものお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

大学の入学手続きを完了しよう

パソコンの画像

大学の入学試験に合格すると、入学手続きに関する案内が大学から送られてきます。

入学手続きは主に「必要書類の郵送」と「入学金の振込」の2つの手続きをおこなう必要があります。

入学手続きをおこなう方法は、私立大学を中心に入学手続きシステムを利用してオンライン上に必要情報を入力する方法と、国立大学を中心に郵送で必要書類を送付する方法の2種類があります。

大学の入学手続きは期日厳守のためスケジュールに余裕をもっておこないましょう。

特に手続き書類を郵送する場合は、期日当日の消印有効あるいは必着なのか事前に確認しておきましょう。

大学の入学手続きを円滑におこなうための準備

入学手続きをスムーズにおこなうためには以下の書類を事前に準備しておきましょう。

・学生証用の顔写真
・卒業証明書、卒業見込証明書
・銀行口座

大学の入学手続きに関しては入学試験方式や大学によって手続き方法は様々です。

必ず手続きをおこなう大学の案内を確認して、不明点があれば大学のお問い合わせ窓口で確認しましょう。

\ 大学生の子どものお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

新生活に必要な生活費を見積もってみよう

子どもが大学生活を送るためには学費の他にも様々な費用がかかります。

大学4年間の生活費を準備するためにおおよその生活費を見積もっておくことで、アルバイトや奨学金などの計画を立てることができます。

大学生活にかかる主な費用は次のとおりです。

・居住費
・食費
・水道光熱費
・交通費
・交友費

同じ大学に通う大学生でも、実家生と一人暮らしをしている下宿生では居住費や食費、水道光熱費に大きな差が生まれます。

特に一人暮らしをする大学生の場合は居住費が毎月の出費の大半を占めるので、無理のない家賃の下宿先を借りましょう。

このほかの出費として、ゼミ合宿やサークルの飲み会など大学生には急な出費が多いものです。
無理な支出計画が原因でアルバイトばかりの大学生活にならないように、収入と支出をバランスよく保てるようにしましょう。

賃貸マンション・アパートなどの居住を決めよう

4月からの新生活に向けて実家を離れて一人暮らしをする大学生にとって重要なのが下宿先です。

大学生の下宿先には賃貸マンションやシェアハウス、大学寮などさまざまな選択肢があります。

はじめての一人暮らしで住む部屋を決める場合は以下の点を意識してお部屋探しをしましょう。

・キャンパスに通いやすい立地
・オンライン設備が充実した部屋
・夜間の人通りなど治安の良さ

初めての一人暮らしはキャンパスに通いやすい立地で選ぼう

大学の講義の画像

大学生になって4月からの新年度が始まると、大学が実施する新入生ガイダンスや健康診断などキャンパス内でのイベントが多くなります。

特に大学1年生、2年生の頃は大学のカリキュラムで必修単位や時間割が固定された科目の履修を定めているケースが多く、大学に通いやすいお部屋選びをすることで新生活のスタートダッシュを決めることができます。

新たな出会いや交流によって人付き合いも増える季節なので、疲れた身体でも帰りやすい場所に住居を構えましょう。

キャンパスと下宿先の距離が離れているため通学が面倒になり、大学の講義に参加しなくなる学生も一定数存在します。

大学生活に慣れるためにも最初が重要なのでお部屋選びは慎重におこないましょう。

\ 大学周辺のお部屋を知りたい /

住まいの紹介サービスチャットとは

今の大学生には書類よりもオンライン環境が必須アイテム

大学ではコロナ禍の影響もあり、この数年間でオンライン授業の導入数も飛躍的に高まりました。

文部科学省の調査では令和2年度後期に履修した授業のうち、「オンライン授業がほとんど又はすべてだった」と回答した学生は全体の6割になりました。

(出典:文部科学省「新型コロナウイルス感染症の影響による学生等の学生生活に関する調査」

各大学では公式ホームページを通じて2023年度の授業実施に関する方針を掲げていますが、オンラインによって学生自身のペースで繰り返し受講でき、学習効果が期待できる基礎科目などは多くの大学でオンライン授業を継続する方針です。

大学の講義以外でも、就職活動などの採用説明会がオンラインによるWeb上で実施されるケースも多くなりました。

Youtubeなどの動画サービスを利用する学生も多いことから、オンライン環境は大学生にとって必要な設備といえます。

オンライン環境を整えるためには、通信回線だけでなく「一人で静かに過ごせる環境」を準備することも大切です。

オンライン講義でパソコンのマイク機能をオンにしたら周囲の雑音が入って聞こえないという状況にならないよう注意しましょう。

夜間の人通りなどをチェックしよう

大学生は大学の講義だけでなく、アルバイトや資格課程の科目履修などで帰りが夜遅くなることも多々あります。

そのため、一人暮らしのお部屋探しではオートロック機能やインターホン設置などの施設設備だけでなく、周辺地域の街灯や市区町村が設置している防犯カメラの有無などもチェックしておきましょう。

進学する大学が遠方でなかなか現地に行けない時は以下の方法がおすすめです。

・警察の防犯通知メールサービスに登録する
・不動産・賃貸会社に聞いてみる

都道府県ごとに警察が防犯情報を通知したりメールで教えてくれるサービスを実施しています。

例えば岡山県では「ももくん・ももかちゃん安心メール」に登録すると、警察に届けがあった18歳未満の子供や18歳以上の女性に対する「声かけ」「つきまとい」「わいせつ行為」などの情報を希望者にメールでお知らせしてくれます。
(出典:岡山県警察ももくん・ももかちゃん安心メール

お子さんが受験している大学のキャンパスがある地域の防犯メールサービスに登録して、地域の防犯情報をキャッチしておきましょう。

現地の不動産・賃貸会社に地域の治安や利便性を聞いてみることも効果的です。

いくつかの地域で比較検討している場合は、その地域に詳しい不動産・賃貸会社に相談することで良い面だけでなく気になる部分を教えてくれます。

大学生活を始めて「こんなはずではなかった……」と後悔しないように事前の準備は念入りにおこないましょう。

賃貸スタイルでは、24時間チャットでいつでもカンタンに、大学や専門学校周辺のお部屋探しができる「住まいの紹介サービス」を運営しています。

サポートセンターがお客様にかわって、現地の不動産会社にご要望をお伝えしますので、遠慮なくお聞かせください。

新生活の賃貸マンションはいつから探せばいい?

4月からの新生活に向けて3月末には入居しておく必要があります。

新生活でバタバタしないために入居日や引っ越し作業の日は事前に決めておきましょう。

1月から3月は卒業や社会人の人事異動などで、賃貸マンションの空き物件が増える時期です。

とはいえ良い物件からすぐに埋まってしまうので1月以降は早めに物件探しに取り組みましょう。

入学する大学が決まったら、大学のキャンパスごとに賃貸物件を探せる賃貸スタイルを使って家賃相場や間取りなどを見てみましょう。

賃貸スタイルでは、キャンパスごとの賃貸情報だけでなく沿線やバストイレ別などのこだわり条件でお部屋を探すことができます。

最寄り駅までの徒歩時間も指定できるので希望する物件を探しましょう。

賃貸スタイルコラムでは、大学キャンパス別におすすめの駅やエリア、住みごこちや治安情報を紹介しています。

ぜひご希望の大学をチェックしてくださいね。

賃貸物件を早い時期に決めることができれば、引っ越し業者も早めに決めて予約することができます。

3月末はどこの引っ越し業者も繁忙期なのでなるべく早めに決めましょう。

ただし、早くから賃貸物件を契約する場合は家賃の発生日に気をつけましょう。

本来、住み始めようと思っていた時期よりも前から家賃の支払いを請求されるケースがあります。

事前に家賃の発生日がいつなのか説明を受けるようにしましょう。

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、お部屋探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。

「子どもの進学先のお部屋を探したい」「土地勘がなくてお部屋探しが不安」という方はぜひご活用ください。

\ 大学生の子どものお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

奨学金や助成金の申請手続きをしよう

大学生活を送る上で多くの学生が奨学金を利用しています。

日本学生支援機構の令和2年度学生生活調査によると、「大学(昼間部)」で奨学金を受給している人は49.6%とのことです。(出典:日本学生支援機構令和2年度学生生活調査

在学生の約半数が受給する奨学金には主に給付型(返済不要)の奨学金と貸与型(返済必要)の奨学金があります。

大学の入学手続き案内に同封するかたちで奨学金の申請・受給に関する案内が送られてくるので確認しましょう。

多くの大学では新入生を対象とした奨学金説明ガイダンスを実施しており、ガイダンスへの参加が必須の奨学金制度や申請期日厳守の奨学金などがあります。

大学では毎年、期限を超過してしまった学生からの問い合わせを一定数受けているので奨学金に関することは事前に確認しておきましょう。

学資保険に加入している場合は必要な手続きを確認

子どもの教育費のために学資保険に加入している場合は、必要な手続きを保険会社に確認しておきましょう。

一般的に学資保険は、入学金や授業料などでまとまった金額が最も必要になる大学入学時に進学資金を受け取れるように設定してあります。

なかにはステップ型といわれる入学時にお祝い金や一時金を受け取ることができるプランもあります。

このほかにも、大学4年間でバランスよく保険金を受け取るために、子どもが18歳から22歳の間に毎年一定額を受け取るプランもあるため、加入している学資保険がどのプランなのかを再確認しておきましょう。

\ 大学生の子どものお部屋探し /

住まいの紹介サービスチャットとは

まとめ

オンライン講義を受ける大学生の画像

大学の入学に向けて準備することはたくさんありますが、契約や申請などの手続きは慎重に期限を守っておこなう必要があります。

高校を卒業して18歳になる年齢は成人とみなされるため自分で契約を交わすことができるようになりますが、まだまだ大人たちのサポートが必要な場面もたくさんあります。

大学の入学を控えた子どもをもつ親が一緒に準備できる主な契約手続きは以下の5つです。

・大学の入学手続き
・大学生活の生活費を見積もる
・賃貸マンションなどの住居手続き
・奨学金や助成金の申請手続き
・学資保険で必要な手続きを確認

特に入学手続きや一人暮らしのアパート契約などでは金銭の振込等も発生するため、お子さんと相談しながら準備をサポートしましょう。

全国大学キャンパス別一覧 おすすめ駅&エリア紹介

監修者プロフィール

土岐 光

関東の私立大学に勤務する現役の大学職員。
全日本SEO検定1級保有。大学職員として情報管理、各種制度改革、認証評価対応、企画・広報など幅広く経験。
累計30名以上からのOB訪問を受けた経験をもとに大学職員をめざす方のためのサイト「大学職員になる」運営。Twitterでは日々の業務内容を発信中。


住まいの紹介サービスチャットページ