【小学生】いつから学習塾に通わせるべき?どんな塾がおすすめ?

勉強中の男の子

小学生になると友達が学習塾へ通い始めたり、面談で先生から塾や習い事のことを聞かれたりすることがあります。

周囲の状況を見聞きして「学習塾はいつ頃から通わせればいいの?」「受験しない予定でも学習塾は必要?」と考えるようになるのではないでしょうか。

中学受験をする予定がない場合は、必ずしも塾が必要になるわけではありません。

子どもの様子をみながら塾に通う必要があるのか、どのようなタイプの塾に通うのかなどを検討しましょう。

この記事では、塾のタイプや通うタイミング、選び方を解説します。

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公立40%・私立75%程度の小学生が塾に通っている

黒板の前にいる笑顔の男の子

文部科学省の「平成30年度子供の学習費用調査」から算出すると、公立小学校に通う児童の39.1%、私立小学校に通う児童の75.1%が塾に通っていることがわかりました。

年間でかけている費用の平均は、公立が13.6万円で毎月1.1万円程度、私立は33.7万円で毎月2.8万円程度です。

塾に通っている児童の割合も塾にかける費用も、私立のほうが2~3倍多いことがわかります。

とはいえ、学年が上がるにつれて塾にかける費用が増えている部分は共通しています。

なお、こちらの調査で挙げている「学習塾」は、後述する学習塾と進学塾の区別はされていません。

※出典:平成30年度子供の学習費調査 P.17

通うなら目的にあったタイプの塾へ

塾には「学習塾」と「進学塾」の2種類のタイプがあります。

どちらも同じように「塾」と呼びますが、それぞれ通う目的や費用が大きく異なるため、子どもや家庭の状況に応じて選択しましょう。

ここでは、学習塾と進学塾の特徴を解説します。

学習塾

学習塾は学校の授業の復習がメインで、「補習塾」と呼ばれることもあります。

例えば、「英語や算数など苦手な教科があるためフォローをしてもらいたい」「テストの点が良くないので、成績を上げるために勉強をさせたい」などの場合に通うのが一般的です。

中学受験をしない子が通うケースが多いものの、低学年は勉強に慣れるために学習塾に通い、本格的に受験勉強を始める高学年になったら進学塾に通うケースもあります。

なお、この記事で解説している塾は、こちらのタイプです。

進学塾

進学塾は中学受験を目指す子ども向けの塾です。

学力のレベルや志望校別にカリキュラムを組み、授業を実施するところも少なくありません。

中学受験対策ができる塾だけあって受験に関するノウハウも多数持っており、プロの講師が学校の授業よりもハイペースでハイレベルな指導をおこなうのが特徴です。

授業時間が長いだけでなく、夏期講習や冬期講習、合宿で集中的に勉強をしたり、模擬テストを実施したりします。

塾によっては塾に入るためのテストが必要です。

小学生が学習塾へ通い始めるタイミング

勉強中の机の様子

小学生が学習塾に通い始める場合、「いつから通うと良い」という具体的なベストタイミングはありません。

学校の授業に問題なくついていけているなら学習塾を検討する必要性は低いですし、状況によっては通わせたほうが良いケースも。

ここでは、小学生が学習塾へ通い始めるタイミングの例をご紹介します。

学校の授業についていけない

子どもが授業の内容を理解できていないなど、学校の授業についていけていない場合は、すぐに学習塾でサポートを受けるのがおすすめです。

授業の内容が理解できなくなると、成績が下がるだけでなく、勉強に苦手意識を持ってしまうからです。

学年が進むにつれて以前学習した内容の応用問題が出てくるため、わからないままにしていると、ますますついていけなくなる可能性も……。

宿題をしている様子を見たり、保護者が「わからない部分はない?」など声をかけてあげたりして、状況を判断しましょう。

勉強習慣がなかなか身に付かない

家庭学習の習慣が身に付いているかどうかもポイントです。

家にはテレビやゲームなど誘惑が多いため、帰宅後はダラダラ過ごして一日が終わる子もいるのではないでしょうか。

学習塾は勉強をするところなので、勉強に集中しやすい環境が整っています。

家庭学習ができない場合は、学習塾で勉強させて、勉強の習慣を定着させるのも一つの方法です。

ただし、強制的に入塾させると子どもが勉強嫌いになる可能性もあるため、親子でしっかり話し合ってから決定しましょう。

本人が行きたがっている

「算数の勉強が楽しいからもっと勉強したい!」「社会が苦手だから塾で先生に教えてもらいたい」など、子どもから塾の話をしてくるケースもあります。

本人が学習塾へ通いたいと話してきた場合は、そのタイミングで入塾させるのがおすすめです。

授業についていけている、家庭学習もしっかりしている、など塾の必要性を感じない状況もあるでしょう。

しかし、本人のやる気があるときに学習塾へ通わせてあげれば、その後の勉強に対する苦手意識も持ちづらくなります。


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小学生が通う学習塾の二つの指導方法

小学生が通う学習塾には、「集団指導」と「個別指導」二つの指導方法があります。

それぞれの特徴を確認してみましょう。

集団指導

集団指導とは、小学校のように一人の先生に対して複数の生徒がいる指導方法のことです。

学力のレベルによって教室が分けられることもあり、クラスメイトと競争しながら学力を高めていける点がメリットです。

とはいえ、学校の教室と同じような環境なので、質問しづらいシーンもあり、わからない部分があるとそのままついていけなくなる可能性もあります。

子どもの性格によっては、周りの子と競争したり、ついていけなくなったりしてプレッシャーを感じるかもしれません。

個別指導

個別指導とは、先生との一対一、もしくは先生一人に対して生徒が二~三名の少人数制の指導方法です。

個別指導では受講する曜日や時間も個別に決められるため、他に習い事をしていても調整しやすいでしょう。

一人ひとりの理解度に合わせて授業を進めてもらえる点もメリットです。

ただし、授業は一人、多くても二~三人で受けるので友達が作りにくく、みんなと一緒に勉強する楽しさは味わいにくいかもしれません。

また、集団指導と比較すると、費用が高額になる傾向があります。

小学生が通う学習塾を選ぶときのポイント

人差し指を立てる女性

小学生が通う学習塾を選ぶときに意識したいポイントは、まず塾までの通いやすさです。

自宅から離れた地域にあると通うこと自体が負担になるため、自宅近くなど通いやすい範囲にある学習塾のなかから選びましょう。

また、同じ科目や時間でも、費用は学習塾によってさまざまです。

教材費や夏期講習などの費用も確認し、予算内に収まるかどうかを確認します。

通いやすい場所にある塾や、費用が希望どおりの学習塾でも、先生や授業の雰囲気が合わなければ続きません。

そこで、実際に通っている友達の話を聞いたり、口コミをチェックしたりして評判も確認しておきましょう。

学習塾を選ぶときは、体験入学を利用して相性を確かめてみることも大切です。

体験入学によって、パンフレットや口コミだけではわからないことも確認できます。

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まとめ

塾には小学校の授業の復習がメインの「学習塾」と、中学受験をする子ども向けの「進学塾」があります。

学習塾は学校の勉強についていけていれば、無理に通わせる必要はありません。

子どもの様子を見ながら、必要かどうかを検討するのがおすすめです。

学習塾に通う場合は、指導方法や通いやすさの他、費用や評判もチェックし、体験入学で実際の相性を確かめることが大切です。

子どもが楽しく通い続けられる学習塾を探しましょう。

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