朝ごはんは1日のエネルギーを補給するとても大切なものです。
「朝ごはんをしっかりと食べましょう」と指導する学校も多いことでしょう。
しかし、栄養豊富で品数の多い朝ごはんを毎日つくるのは大変です。
「つい、ワンパターンになってしまう」「子供が朝食欲がなく、悩んでいる」というご家庭も。
この記事では、朝ごはんの重要性や手軽に作れるメニューなどを紹介します。
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小学生の朝ごはんは大事な理由3つ
文部科学省は、2020年までに朝食を食べる子を100%にするための働きかけをしていました。
また、政府も「食育 実践の環(わ)を実践しよう」と盛んに宣伝しています。
なぜ、ここまで朝ごはんを食べることを力を入れて宣伝しているのでしょうか?
朝ごはんを食べることが大事な理由を3つ紹介します。
生活リズムを整え、体温を上げる
朝ごはんを食べると、脳や内臓にエネルギーが供給され、体温が上がります。
人間は、寝ている間が一番長い絶食時間です。
子供ならば、睡眠中も新陳代謝で盛んにエネルギーを消費しています。
目が覚めたときは、体はガス欠状態なので体温も下がっています。そこで、朝ごはんを食べることにより体温が上がり、内臓が動き始めるのです。
また、朝ごはんを食べることにより、頭がはっきりして活動的になります。
生活リズムを整えて、しっかり睡眠時間をとった上で朝食を食べるのが重要です。
脳が働くエネルギー源はブドウ糖
脳のエネルギー源はブドウ糖のみです。
ほかの栄養素をいくらとっても脳の栄養源にはなりません。
ブドウ糖を作る食べ物は、ご飯、パンなどの炭水化物や果物の甘みの主成分である果糖です。
脳のエネルギー源であるブドウ糖が切れると、イライラしたりぼんやりしたりして授業に集中できません。
小学校は午前中に重要な授業があることも多く、イライラしたままでは成績にも影響が出てしまう場合もあります
朝食を毎日食べる子の正答率が高い
文部科学省が小学生用の食育教材として配布している「食生活学習教材」の「朝食の摂取と学力調査の平均正答率との関係」によると、朝食を毎日食べる子供の方がテストの正答率が高いことが分かります。
参考:文部科学省-「食生活学習教材/朝食の摂取と学力調査の平均正答率との関係」
小学生の朝ごはんを用意するコツ
理想の朝食は「炭水化物」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」などをバランス良く取れる、主菜、副菜、汁物の組み合わせです。
でも、旅館のような朝食を毎日用意するのはとても大変ですよね。
子供の食欲にもムラがあるもの。
ここでは、子供が元気に学校生活が送れる朝ごはんを短時間で作るコツやアイデアを紹介します。
時間をかけずに食べられるもの
朝ごはんといえば、おにぎりやサンドイッチなど忙しい朝に片手で食べられるものをイメージする方も多いでしょう。
具沢山のおにぎりやサンドイッチは作るのも比較的簡単で、食べるのに時間をかけずに栄養がとれるのが魅力です。
できれば、フライパン一つで焼ける目玉焼きやソーセージなど副菜も準備しましょう。
インスタントでも、カップスープや味噌汁を添えれば理想的です。
手軽でおすすめのメニューは?
トーストに果物やジャムを入れたヨーグルト、牛乳をかけたシリアルなどがおすすめです。
ヨーグルトやシリアルはおやつというイメージがあるかもしれませんが、果物を入れたり牛乳をかけたりすれば、栄養のバランスが良くなり、手軽に食べられる朝ごはんになります。
朝に食欲のない子供でも、甘くて冷たいものならば食べやすい、という子もいるでしょう。
卵かけご飯や納豆ご飯、しらすご飯などもおすすめです。
ワンプレートで手軽に
お皿の数を増やすと洗い物が大変な場合はワンプレートに盛り付けるのいいですよ。
パンやご飯を盛り付け、チーズやソーセージ、レタスにミニトマト、ブドウやバナナなどカットも調理も不要な果物やフルーツも盛り付けるのがおすすめです。
少食で食べてくれない時には…
小食で食べてくれない子供に無理にごはんを食べさせると、食事そのものが苦手になってしまうこともあります。
まずは「朝ごはんを食べる」という習慣を身につけましょう。
小さなパン1つと牛乳1杯だけでも、とりあえずは合格です。
子供の成長は個人差があるので、消化器官がまだ小さい場合は朝でもお腹がすかないこともあるでしょう。
また、夜遅くまでおきていると朝起きるのがつらく、朝ごはんを食べるどころではないこともあります。
この場合は、夜1時間早く布団に入る習慣をつけましょう。
そうすれば、朝お腹が空いてすっきりと目覚められるかもしれません。
少しずつ食材を色々試してみ食て、何なら食べられるか子供と一緒に考えていけるといいですね。
まとめ:毎朝続けて食べることが大事
朝ごはんは毎日しっかりとバランス良く食べるのが理想です。
しかし、毎日旅館の朝食のような朝ごはんを用意するのは大変でしょう。
また、朝はお腹が空かない時もあります。
でも、まったく朝ごはんを食べないのはよくありません。
小さなおにぎりとお味噌汁、パンと牛乳のように複数の食物を組み合わせて用意しましょう。
夕飯の残りをリメイクする、すぐに食べられるシリアルなどを買っておくなどの工夫もご家庭に合わせてしてみてくださいね。
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