小学生に人気の習い事は?選び方や費用の目安もご紹介!

小学生の習い事事情

小学生の親御さんのなかには「みんな習い事はいくつくらいしているの?」「習い事ってどうやって選べばいいの?」など、習い事に関する悩みを持っている方が多いのではないでしょうか。

この記事では、小学生の習い事の選び方や月謝目安を知りたい方のために、小学生の習い事事情や指針となりそうなものを紹介します。

小学生に人気の習い事も種類別に紹介しているので、参考にしてもらえるとうれしいです。

費用や数まで小学生の習い事事情

ピアノの習い事

いつか習い事をさせてあげたいと思っていても、いざ習い事を始めようと思うと意外とハードルが高いものですよね。

どれくらいの小学生が習い事をしているのか、費用の目安や種類、回数などについてまとめました。

小学生の7割が習い事をしている

「子どもの習い事調査」(2017年9月/「子どもの放課後の過ごし方」に関する実態調査/明光義塾調べ)によると小学生で7割以上の子が習い事をしています。

小学校に入る前から同じ習い事を続けている子も少なくありません。

習い事は1つだけではなく2つ以上しているケースが多いようです。

習い事をしている小学生の5割が「2~3個習い事をしている」と答えています。

小学生になると、なにか習い事をしてることが当たり前といってよいかもしれません。

小学生の習い事の費用の平均は?

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、小学生(公立)は「学校外活動費」が平均年間214,451円かかっています。

習い事に、月平均17,870円程度かけているということです。

習い事が学習系・英語系・芸術系などジャンルによって、費用の差はあります。

バレエやピアノのような芸術系の習い事や、プログラミングや英会話などの習い事が人気ですが、これらはかなり費用がかかる習い事です。

低学年の間はスイミングやサッカーやバスケなどのスポーツの習い事の人気がありますが、高学年になるにつれて学習塾などの学習系に力を入れる傾向にあるようです。

参考:文部科学省−「平成30年度子供の学習費調査」

小学生は週にいくつ習い事をしているの?

小学生の習い事はかけ持ちをしている子が多いです。

習い事は主に「公文や算盤、英会話やプログラミング、学習塾などの学習系」「ピアノなどの楽器、バレエなどダンスの芸術系」「水泳やサッカー、空手などのスポーツ系」に分けられます。

だいたいはこのなかからバランスよく選んで、複数の習い事を週2回程度している小学生が多いようです。

小学校低学年だと「芸術系とスポーツ系」の組み合わせが多く、高学年になると「学習系とスポーツ系」もしくは「学習系と芸術系」など、学習に重点を置く習い事を検討する傾向にあります。

芸術やスポーツをバランスよく習うことで、学習に対するメリハリもつくでしょう。

習い事をしない小学生もいる?

習い事をしている小学生は多いですが、習い事をしていない小学生も、もちろんいます。

共働きで放課後は学童保育で過ごすため、習い事をする時間がない子もたくさんいるでしょう。

保護者が仕事や育児で忙しく、習い事の送迎が難しいご家庭もあります。

習い事によっては継続した出費が大きくなるので、ご家庭の負担になることも充分考えられますよね。

ほかにも、習い事をしないことで子どもの自由な時間を大切する教育方針のご家庭もあります。

小学生のうちは親ができる範囲で、子どものサポートをしたいと考えている場合もあるでしょう。

子ども本人が習い事に対して強いこだわりや、拒否反応があることも……。

単に、周囲に希望する習い事の教室がない、習い事に興味がないこともあるでしょう。

周りの子を見ると、習い事をしている子が多く「自分の子にもなにかやらせてあげないと」とか「周りの子と比べて遅れを取っているのではないか」と焦ることもあるでしょうが、心配はありません。

小学校の高学年や中学生になってから、部活や習い事を始める子もいますし、1人で通えるようになってからでも遅くありません。

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小学生に人気の習い事は?種類別の平均費用もご紹介

小学生に人気の習い事は?種類別の平均費用もご紹介

2021年ベネッセHDが発表した「小学生の習い事調査」の結果によると、小学生がしてみたい習い事の1位は動画制作、2位がダンス、3位はプログラミングです。

実際に通っている習い事ランキングは、1位 水泳、2位 学習塾、3位 通信教育なので、子どもたちがやってみたいと思っている習い事とは少し違いが出ています。

小学生に人気の職業ランキングではユーチューバーがランキングしているので「なりたい職業」と「通いたい習い事」はしっかりリンクしているようですね

スポーツ系

小学生のスポーツ系の習い事で多いのは、水泳やサッカー、野球や体操などです。

小学生の頃にスポーツを習うことで基礎体力や筋力をつけて、丈夫な身体になってほしいと思う保護者が多いようです。

スポーツを習うメリットはさまざまで、運動技術や体力の向上のほかにも、チームメイトと仲良くなれることや礼儀作法、空間認知能力の向上も期待できます。

低学年や体力に自信がない子におすすめなスポーツは、スイミングです。

ほかのスポーツと違い、小さな頃からスタートできるスポーツで、身体への負担が少なく、呼吸器が鍛えられるので、ぜんそく持ちなど、体調に不安のある子にもおすすめできます。

月謝は6,000~8,000円程度で、週に1、2回通うスクールが多いです。

高学年になると、サッカーやバスケットボールなど、自分の好きなスポーツを始めたいと思う子が増えます。

サッカー、バスケットボール、野球などの団体競技は、お茶当番や合宿があるチームも多いので、入会前に親の負担や急な出費がないか確認しておきましょう。

月謝は3,000円から5,000円程度で始められますが、ユニフォームやウエア、シューズ、遠征費などが発生する場合もあります。

芸術・文化系

芸術・文化系の習い事は、ピアノやヴァイオリンなどの楽器、アート教室、ダンスなどが人気です。

芸術・文科系の習い事は、芸術的感性や感情表現を身につける目的で始めることが多く、集中力、忍耐力、自由な発想なども育てられます。

音感やリズム感などの能力も伸ばすことができます。

一方、芸術系の習い事は材料費や教材代、発表会など、月謝以外の出費が高くなりがちです。

低学年のうちは、絵画教室やリトミックなどが人気です。

芸術・文科系の習い事は学年に関係なく技術の習熟度に合わせてクラスが変わることも多く、レッスンも個別指導かグループレッスンか、難易度によっても月謝が異なります。

楽譜や教材代などを含めると月8,000円から12,000円くらいかかるでしょう。

定期的に発表会への参加が決まっている教室も多く、自宅での練習が必要になることもあるので、その場合は親がサポートしながら練習に付き合うことが必要です。

衣装代や謝礼なども必要になる場合もあるので、芸術・文化系の習い事は月謝以外の出費も事前に確認すると安心ですね。

勉強・学習系

勉強・学習系の習い事は、プログラミング教室や算盤教室、英会話教室などが人気です。

また、低学年のうちは、公文教室や学研教室などに通って学習の基礎を固め、高学年になると中学受験を見据えて本格的な学習塾に移行する子が増えます。

公文や学研のなどの月謝は、2教科で月に8,800円~12,000円ほどです。

3、4年生くらいから英会話教室やプログラミング教室に入る子も増えます。

英会話教室は5,000~8,000円程度、プログラミング教室は8,000~12,000円程度かかります。

プログラミング教室は、コースによって教材費や材料費が変わるので30,000円を超える月も出てくるでしょう。

高学年になり、中学受験用の学習塾に入ると月40,000~50,000円程度、夏休み講習などは100,000円以上かかるところもあります。

中学受験を考えている方は4年生になる前から塾の体験授業や説明会に参加して、授業内容や夏休み講習や直前講習・合宿などの有無を聞いておくのが一つの目安です。

オンラインでもできる習い事

いま、増えているのが、オンラインでもできる習い事です。

教室に通う必要がなく、自宅にいながら本格的なレッスンを受けられます。

オンラインで人気な習い事は、タブレット教材を使った通信教育やオンライン英会話などが有名です。

ほかにも、オンラインでプログラミング教室や絵画教室、ダンス教室、ピアノなどのレッスンが受けられるものもあります。

少し珍しい習い事で近くに教室がない場合も、オンラインなら選択肢が増え、例えば料理教室、生け花教室などもオンラインで受けることができます。

もし、送迎がネックになっているのであれば、オンラインでできる習い事を検討してみるといいでしょう。

進研ゼミやスマイルゼミを始めとする通信教育やオンライン英会話は、月4,000円程度で始めることができます。

プログラミング教室はオンラインでも月10,000円から15,000円程度かかることが多く、他の習い事に比べると少し高額です。

教室によっては中学年以降のコースしかないプログラミング教室もあるので、何歳から始めることができるのか確認しておきましょう。

ダンスやヨガ教室、料理教室などは、1回1,000円くらいのチケット制や、月3,000円くらいの教室もあります。

パソコンやタブレット、インターネット環境を整える必要がありますが、通学に時間がかからないことや体調に不安がある場合も自宅で受講できるのが安心ですね。

小学生の習い事の選び方は?

習い事の選び方

習い事を選ぶポイントは「本人が興味を持っているもの」「メリット・デメリットの兼ね合い」「体験してみた雰囲気や相性」です。

まずは、子どもがやりたいと興味を持っている習い事のメリットデメリットを考えてみましょう。

通えそうな教室をみつけたら、送迎、費用、曜日や時間帯、他の習い事との兼ね合いなどからも総合的に判断しましょう。

もし、送迎が難しいのであればオンラインでの習い事も検討してみてください。

大切なのは、実際に体験してみることです。

例えば、同じプログラミング教室でも先生の教え方や教室の雰囲気、カリキュラムによって相性や好みがあります。

特に子どもは教室の雰囲気によって行きたがらないこともあるので、通えるクラスを事前に体験してみてから選ぶといいですね。

目標やなぜやりたいかなども親子でよく相談して選びましょう。

まとめ:本人の好きなことをできる範囲で楽しんで

小学生の習い事は子ども自身の好みや希望も就学前よりはっきりしていきます。

性格や向き不向きもあるので、周りに影響されすぎることなく柔軟に考えましょう。

お友達が習い事を始めると、ついつい我が子も何かしなければ……と焦る気持ちになることもあるでしょう。

しかし、中学・高校と、成長するにしたがって、どんどんお金もかかります。

人気度の高さや親の希望だけで習い事を始めさせるのではなく、我が子が夢中になれる習い事が見つかるといいですね。

スポーツ系や芸術系など種類別の特徴や、平均費用もご紹介したので、まずは、いろいろな無料体験会にチャレンジしてみるのも一つです。

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